4月。

出会いの季節であるが俺にとっては花粉症の季節でもある。

遂に高3か…。

鼻水を垂らし、すこし感傷に浸りながら通学路を歩く。


俺は熊田洋一
17歳。

ジャスコよりユニー派。

学ランに革ジャンを羽織る。
これは俺のファッションポリシーさ。

「よう!洋一!」

俺の肩を脱臼させるほど強く叩く。

金沢瞳

俺の幼なじみ。
黙ってりゃいち美女なんだけどな。

「一緒のクラスになるといいな!」

屈託ない笑顔は相変わらずだ。