「…で、何?話って?」

ヒトケのない屋上。

とても寒い。
季節は冬だってコトを忘れてた。

「なぁさき…」

カサカサの唇を開いた。

「ここ2日、なんで弁当の中身がツマミなんだ?」

「……」

さきは俯く。

「ギャグは一回までだぜ?お陰でブログランキング下がってしまったよ。」

「……」

「なぁ…教えてくれよ。」

「……」


何もアクションが起きず、時間だけが過ぎる。


ウィルスの“サーズ”はどこへ行ってしまったのだろう…
そう思っていた時だった。

「あたしね…」

頑なに閉ざしたさきの口が動いた。

「あたし…お父さんっ子だったんだ…。」

「…?」

俺に考える余地を与えぬかのように言葉を詰める。

「お父さんオツマミが大好きだったの…。」

「…???」

ますますワカラナイ。

「なんでさきのお父さんの好みを俺に…」

「洋ちゃん、お父さんにそっくりだもん!」



つづく…