明日は他人の私へ。


モラ夫とアスペ夫と

表記をどちらかに

統一したほうがいいだろうか

なんて思うことはあります。


え、さて。


夫が家で一言もしゃべらなくなって

およそ6年。

私が絶望して

夫に話しかけるのをやめてから

もうじき3年。


2年目にようやく

私が話しかけないことに気づいて

夫は弟妹に

「妻から無視されていて寂しい」

なんて、

こぼしているらしいと聞いてから

多少は夫の様子が

柔らかくなったような

気がしたこともありました。


けどもねえ。


本当に、

基本的に、

話しかけても返事をしないのは

続いているんですよねえ。


どうしても返事をしてもらわないと困ることは

LINEやメール、

あるいは、

たとえ夫にキレられても!

と腹をくくって、

何度も話しかけるのですけども。


子ども達の行事の前日、

翌朝には大量におにぎりを作らなくてはいけないから

予約炊飯のセットをしようとしたところ

米びつに、米が一合ほどしかない。


米は、夫の担当です。

どこからか安いのを買っているようです。


お米がないので、買い置きのお米を出してほしい。


と、夫に言いました。




夫「……」




私「……(何度も言うとキレるから、黙って返事を待っている)」




夫「……」 


私「……」

夫の視線の先は、
録り溜めしているバラエティ番組。

もう一度、
「お米……明日の子どもたちのおにぎり……」
 なんて言おうものなら

「いまテレビ見てるんだけど!?」

て、
キレられる未来が見えます。

夫はいつも
風呂上がりにコーヒーを飲み、
1時~2時までそうやってテレビを見て、
睡眠導入剤を飲んで寝ています。

意味わからんと思うけど
口出ししたら
睨まれるのも怒鳴られるのも

いい加減、学習したので。 

 

仮に夫が、

寝る前に米を出して炊飯予約までやるから、

と言明したとしても。


ちょっと信用できない。


ずっと不眠症だといって

かれこれ10年は

睡眠導入剤を飲み続ける夫が

風呂上がりの一杯に


コーヒー 


という習慣なのが

どうしても意味わかんないし。

正常なハンダンリョクがある人間の行動とは

ちょっと思えない。


ので。


私は黙って、

信頼する上司が退職してからはじめた米農家から

毎年買っている玄米を

夜中にちょっとあれだと思いながらも

精米して、

予約炊飯をセット。


安心して、

眠りにつきました。 

 

翌朝、

いつもより早く起きて

慌ただしくおにぎり12個作って。

これめちゃめちゃ便利。 

 濡らしてもくっつく問題は、

ごま油を塗って解決してます。


子どもたちを送り出し

出勤し

仕事して帰って

ふと思い出して米びつを確認。


昨夜は当然、

炊く分しか精米してませんから。

米びつの中が乏しいまま

私は就寝したわけです。


ええ、

ちゃんと補充されてましたよ。

昨夜、夫が寝る前になのか

今日、夫が帰宅してからなのか

タイミングは分かりませんけども。


やはり聞こえてはいたんですね。


一応、

夫がどう考えていたのかエスパーしてみると

こんなあんばいでしょうか。


(いまテレビ見てるのに米を持ってこいって?)


リアタイじゃなく録画だから

いくらでも中断はできるはずですが。


(いまそういう気分じゃない……寝る前にやればいいだろ)

 

ええ、おそらくは

そんなふうに考えたんだと思います。


けども、

それを口に出して言わないんですよね。

目も合わせないし。


ついでに

夫がモラハラでアスペだとは

気づかず疲弊していた頃の私なら

昨夜はこんなやりとりになったはずです。


(ずっと返事をしない夫に)

私「明日の朝、お米が炊けてないと子どもたちのおにぎりが作れないの。

 お米をどこに置いてあるのか、あなたしか知らないでしょう?

 お願いだから……」


夫「いまテレビ見てるんだよ!」


私「録画だから、止められるんじゃ……」


夫「俺が寝る前にやるって思ってんだよ! なにか文句あるの!?」


私「そ、それならいいけど……やるって思ったって、思っただけじゃ、私には聞こえないよ……」


夫「……(親の仇か精神錯乱した人間でも見るような目で睨みつけてくる)」


私「思っただけじゃなくて、返事をしてよ……」


夫「やるって思ったんだからそれでいいよね!? これ以上なにをしろっていうわけ!?」


私「……(夫の剣幕が怖くてもうなにも言えない)」



ああ、懐かしいなあ。


夫のこういう言動が

アスペなのからモラなのか

分かりません。

分かりませんけど

どっちにせよ

私はもう疲れてしまった。


話しかけない日々は

かなり平穏だから

このまま

夫がいうところの

私が早死するからともに過ごす老後はないという

老後、当時の定年60歳まで

穏便に過ごしたいものです。


それまで生きてたら

離婚するって

夫が言ったから。

それが希望です。


それにつけても

おまえは早死するから、

てのもすごい言葉だけど

死ななかったら離婚だ

てのも、

すげえよなあ。


意味わかんないし

わからなくてもいいんだろうけど。


ではまたいずれ。

ごきげんようごきげんよう。


この空しい人生の日々に
わたしはすべてを見極めた。善人がその善のゆえに滅びることもあり
悪人がその悪のゆえに長らえることもある。
善人すぎるな、賢すぎるな
どうして滅びてよかろう。
悪事をすごすな、愚かすぎるな
どうして時も来ないのに死んでよかろう。

(『コヘレトの言葉』第7章第15〜17節)