明日は他人の私へ。


『流れよわが涙、と警官は言った』

 て、あるじゃないスか。

 

読んだんだけど、

あれ?

そういうタイトルのお話?

って、

なんか腑に落ちなくて

ストーリーもスカッと忘れてしまいました。

どうもディックとは相性が悪い私。


ええ、でね。


最近は、

もう大きくなった子どもたちとの

スキンシップを確保するために

「ママのコルチゾールを減らせー」

と言ってハグしてるんですよ。


コルチゾールはストレスホルモン。

手をつないだりするだけでも

減るっていうから。


でもね。


一抹の、

疑念は残ってたんです。


なんだったかは忘れてしまったけど

コレステロールを高くする原因

と思われてた物質が、

傷ついた血管を修復するために、

コレステロールが高くなると増える物質だった、

なんてのがあったじゃないスか。


原因だと思われていたものが

実は修復するためのものだったっていうやつ。


コルチゾールも、そうだったら?


ストレスを受けると分泌が増えるけど

かといって、

それを減らせばストレスが減るわけじゃない。

むしろストレスによる悪影響を

修復しようとしているホルモンだったりしない?


ちょっと心配になって検索したところ、

2023年4月時点

という記事がありました。


コルチゾールは

抗炎症や免疫抑制など、必須ホルモンなんだとか。

ステロイド系抗炎症薬としても使われてるんですって。


やはり闇雲に

減らせばいいというものではない。


しかしながら、

過剰なストレスによりコルチゾールが慢性的に高くなるとストレスにより疾患の

ひとつの原因となることが

わかっているんだとか。


つまり

シンプルに悪玉などではなく

必要だけども暴走させると怖いぜ、

くらいの存在でしょうか。


なるほど。


まあ、それでも。


「オキシトシンを分泌させろー」

といって

子どもたちをハグするよりは、

「ママを癒せー。コルチゾールを減らせー」

の、ほうが、

なんか抵抗なくハグできる気がするので


このまま行きます。


何年かしたら、


「ママ、コルチゾールってそういうのじゃないよ?」


て言われるかもしれないけど。

それまでは。


ではまたいずれ。

ごきげんようごきげんよう。 

 


この空しい人生の日々に
わたしはすべてを見極めた。善人がその善のゆえに滅びることもあり
悪人がその悪のゆえに長らえることもある。
善人すぎるな、賢すぎるな
どうして滅びてよかろう。
悪事をすごすな、愚かすぎるな
どうして時も来ないのに死んでよかろう。

(『コヘレトの言葉』第7章第15〜17節)