明日は他人の私へ。

 

もうかなり前のことだったはずです。

コンビニで、

 

ペットボトルのお白湯が。

 

いや、定期的に

コーヒーなどのカフェインが受け付けない体になるので

これはとてもありがたかったのですよ。

 

でもさ。

コンビニでなにか買うタイミングって

だいたい

会社の休憩時間とか。

 

会社だと、給湯室で、

マイタンブラーにお湯をくめる。

 

さすがにそれをさしおいて

そうまでして、

ペットボトルのお白湯を買う

という気には、なれずにいたんです。

 

でも……

誰も買わないと、

なあんだ

って、

店頭から消えちゃうんじゃない?

そもそもメーカーが

作ってくれなくなったりしない?

 

なんて見かけるたびに

ハラハラしてたものですが。

 

このたびようやく買えました。

 

それはつまり

外出先でかなり体調が悪くなり、

水分をとりたいけど

冷たいのは無理。

温かいものは、

もちろんカフェインの入ってるものは

もっと具合が悪くなりそうでえらべない。

かといって

ノンカフェインのお茶でさえ

いまのこの体調には

飲む気になれない。

 

いまでしょ。

 

 

いや、もう、

いま以外にないでしょ。

 

目に付いたコンビニで

お白湯を買って

外でぐびぐび立ち飲み。

 

 

……お腹の内側からしみわたるぬくもり。

 

なにより、ちゃんと美味しい。

 

実をいうと

加熱したペットボトルの

なにか匂いや味がうつっちゃってたらヤだな

なんてことも思ってましたが。

そんなことは全然なくて。

 

正直、

給湯室でくむお湯なんかより

ハッキリ、美味しい。

 

まさにホッと一息つくことができました。

 

お金出して買うんだから、

ただのお白湯じゃなくて……

なんて思うときもありますが。

お白湯じゃなきゃダメなときもあり、

しかもとても良かった。

 

ありがとうお白湯。そしてありがとう。

 

 
ではまたいずれ。
ごきげんようごきげんよう。

 

この空しい人生の日々に
わたしはすべてを見極めた。善人がその善のゆえに滅びることもあり
悪人がその悪のゆえに長らえることもある。
善人すぎるな、賢すぎるな
どうして滅びてよかろう。
悪事をすごすな、愚かすぎるな
どうして時も来ないのに死んでよかろう。

(『コヘレトの言葉』第7章第15〜17節)