明日は他人の私へ。

 

かつて丸谷才一に耽溺していた頃。

 

読みたい本リストが無限増殖していました。

 

 

 

丸谷才一氏の筆致がまた

すごく面白そうにみえるんだもの。

 

いざ、読んでみたらば

面白がるための教養不足、

歯の立たなさに身もだえたのも懐かしい思い出。

 

今では主に、

『バーナード嬢曰く。』で

読みたい本リストが無限増殖しています。

 

 

そこへ、おすすめで流れてきて

うっかり3巻まですべてポチったこちら。

『おしえて! BLソムリエお兄さん』

 

1話目、

BLのツラしてないBLって

そりゃあ私のような

BLという言葉がまだ存在せず

やおい

という言葉が生まれた頃から腐っていたものには

刺さらないはずがありましょうや。いや刺さる。反語。

 

幸い、取り上げられているのは『こころ』であったり

『銀河鉄道の夜』であったり『山月記』であったり

既読のものも多いため、

 

いや、それはそれで、

再読欲をそそるので度し難いのですが。

 

じゃあ次はあれを読もうかこれを読もうかと
ついつい何度も読み返してしまうのでした。
 
ではまたいずれ。
ごきげんようごきげんよう。
 

この空しい人生の日々に
わたしはすべてを見極めた。善人がその善のゆえに滅びることもあり
悪人がその悪のゆえに長らえることもある。
善人すぎるな、賢すぎるな
どうして滅びてよかろう。
悪事をすごすな、愚かすぎるな
どうして時も来ないのに死んでよかろう。

(『コヘレトの言葉』第7章第15〜17節)