明日は他人の私へ。

 

「友達に手紙を書く暇もない」

 

まだメール、Eメールなんて言葉も

ほとんど知られてない、

何十年も昔のこと。

 

当時の職場で新人が

そんなことを言っていて。

こんなはずじゃなかった。

仕事辞めたい、と。

 

今思えば彼女は、

就職して一人暮らしをはじめて

コンビニといいながら夜7時に閉店するような

そんな土地で、

残業して帰宅したら

食事の支度も自分でやらなければいけない。

自分の時間なんて

確かになかったことでしょう。

 

当時の私は、

新人ほどでなくともまだ若くて

実家暮しで想像力が足りなくて。

 

「友達に手紙を書く暇もないだなんて

 そんなバカなことあるもんか」

 

なんて思いながら

口では

「今は繁忙期だから」

とかなんとか

ごまかして。

 

いやあ。

 

いま、

まさに、

 

友達にDMする暇もない。

 

 

全国絶対定時で帰りたい協会に

加盟しておりますので、

絶対定時には帰ります。

でも

そのためには

勤務時間中はトイレに行く暇も惜しんで

フル活動するのが必須です。

合間あいまに

しょうもないトラブル案件報告などがはいって

対処に追われて

本来業務に戻って。

 

定時になったら

もうグッタリです。

 

通勤電車で寝てしまいたいところですが

乗り過ごして

家に到着する時間が遅れることを思うと避けたい。

何度かやらかした。

 

つぶやきに「いいね!」もできない。

メールできないLINEもできない。

 

なんだこりゃ。

と思いながら

ともかくもこちらは更新するのです。

 

ではまたいずれ。

ごきげんようごきげんよう。

 

    明日ありと思ふ心の仇桜夜半に嵐の吹かぬものかは   親鸞