付帯状況の分詞構文 | 週末リスニング倶楽部

付帯状況の分詞構文

付帯状況の分詞構文と聞くと、嫌気がさす人は多いと思います。まさに文法用語です。



I was sitting on the couch, reading a magazine.


典型的な例文です。特徴としてはコンマ+-ing です。


この文の意味は、


「長いすに座りながら雑誌を読んでいた」


のか、あるいは


「雑誌を読みながら長いすに座っていたのか」


と尋ねられたことがあります。



私たち日本人は単語の意味を日本語で覚えているので、英語を読みながら自動的に日本語に変換していきます。


そしてその変換した日本語で意味を把握していきます。


すると上の2つの訳のどちらが正しいのかが気になります。



付帯状況の分詞構文には、2つの動作が「同時」に行われていることを表すとあります。



この文を読んだとき、一番いい読み方は、頭の中で部屋を思い浮かべ、

そこにある長いすに男性でも女性でもいいのですが、座って雑誌を読んでいる絵を想像することです。


そして、座っていることと、読んでいることが同時に行われているのだなと思うといいのです。


さらに I was sitting on the couch, reading a magazine. という英文を頭の中に残し、自分でも口をついて言えるようするなら、それがベストだと思います。


英語の勉強は日本語に訳すことではなく、英語を覚えて頭にとどめておくことだと認識を改めるだけで、格段に上達すると思います。


「読みながら座っていたのか」、あるいは「座りながら読んでいたのか」というのは日本語の問題で、

英語とは関係ないのです。


私たちが学校で6年間かけて身につけた訳し癖が、どうしても英語を日本語で認識するよう求めてきます。


これが英語学習の最大の妨げなのです。