こんにちは、ウェルネス・コーディネーターのTOSHIです。

🎬『ザリガニの鳴くところ』を観てきました🍀

監督は、オリビア・ニューマン。全世界で累計1,500万部を売り上げたディーリア・オーエンズの同名ミステリー小説を、美しく多層的な映像と演出で描いた秀作です。

15日(木)までの劇場公開ですが、ほぼ満席でした。観て良かった❗オススメです‼️

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舞台は1960年代のノースカロライナ州の湿地帯。人里離れた湿地帯で富豪家の青年が変死体となって発見された。犯人として疑われたのは、「ザリガニが鳴く」と言われる湿地帯の奥地で育った無垢な少女カイア。

彼女は幼い時に両親に捨てられて以来、学校へも通わず、この湿地の自然から生きる術を学び、たった1人で生き抜いていた。

偏見の目でカイアを犯人扱いする住民と、わずかだが彼女の力となり見守る人々。これは事故なのか事件なのか。法廷で明らかになる彼女の愛と孤独の半生は・・・

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自然(physis)の摂理と人間の理性(logos)を対比し、湿地の世界と法廷の様子を巧みに織り混ぜながら、何が真理なのか、何が正義なのかを圧倒的な映像と言葉で問いかけてくる、とても濃厚な125分。

「自然の世界に善悪はない、ただ生きる知恵があるだけ」という主人公のセリフがとても示唆的で、この物語の全貌を見事に表しています。

そして、あっと驚く結末と真犯人・・・

エンドロールを彩るテイラー・スウィフト書き下ろしの主題歌は、主人公カイアの闇に明かりを灯す祈りのようでした。

https://www.zarigani-movie.jp/