こんにちは、ウェルネス・コーディネーターのTOSHIです。
福岡伸一先生の新著📚『ゆく川の流れは、動的平衡』を読みました🍀
2015年12月~2020年3月に、“福岡ハカセ”が朝日新聞に寄稿した「福岡伸一の動的平衡」を再編集したエッセイ集です。
コロナ禍前に書かれたものですが、ハカセの短いエッセイの数々(約200本)は、まさに、日常に隠された生命の神秘を、まるでスケッチしたかのような優しいタッチで書かれています。
昆虫の生態、フェルメール、記憶のつながり、遺伝子とAI、男と女、西田哲学などなど・・・
サイエンス(生物学)をロマン(哲学)で斬る、その卓越した想像力と表現力。日常のさりげない生き物の不思議を、生命の進化と適応の証とし語りかける“福岡ハカセ”の至極の一冊です🍀
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生命の動的平衡と利他性には密接なつながりがある。
生命は環境から絶えず物質を取り入れている。植物は炭酸同化作用という形で、動物は他の生物を食らうという形で。それと同時に生命は環境に絶えず物質を供給している。呼吸や排泄、あるいは食べられるという形で。
手渡されつつ、手放す。
これは利他性に他ならない。
手渡されつつ、一瞬、自らの生命をともし、また他者に手渡す行為、すべての生命はこの流れの中にある。これが動的平衡である。
【本作序文より引用】
