こんにちは、ウェルネス・コーディネーターのToshiです。


概して、健康づくりのための1日の身体活動量の指標として、「1日1万歩、歩きましょう!!!」と言われます。


しかし、実際には、成人男性の平均歩数は約7,200歩、成人女性の平均歩数は6,200歩で、1日1万歩を確保している成人の割合は3割にも満たないことが示されています。


さらに、高齢者の平均歩数となると、男女ともこの成人の平均歩数より、もう1,000歩~1,500歩程度少ないのが現状です。


この目標歩数「1万歩」ですが、65歳以上のいわゆる高齢者にとってみれば、必ずしもこれが良いわけではいことがわかってきたようです。


東京都健康長寿医療センター研究所・老化制御研究チーム副部長・運動科学研究室長の青柳幸利氏の、10年以上にわたる長期縦断研究、「中之条研究」が、そのことを示唆しています。

「中之条研究」は、青柳氏が生まれ故郷の群馬県中之条町で2000年から実践している健康実験で、町内の65歳以上を対象に活動量計を配布し、そのデータを詳細に分析することで「歩数」と「速歩きの時間(中強度の活動時間)」による普遍的な健康づくりの指標を編み出したものです。


その指標とは、高齢者にとって健康維持、病気・病態予防のために基準となる数値が1日平均8,000歩、中強度の活動時間が20分というもの。


これを分かりやすく「8000歩/20分」という言葉で推進しています。

中強度は運動強度を示すもので、単位を「METs」(メッツ)で表す。


安静時代謝を1METsと定義し、1~2METsを低強度、3~5METsを中強度、6METs以上を高強度と分類します。


3METsの中で最も軽度の運動が速歩きに相当することから、青柳氏は継続的な速歩きが老化を防ぐ手助けになると位置付けました。

つまり、毎日の歩数が1万歩を超えていても、ゆっくりとした歩幅の狭い歩き方ではあまり効果的ではなく、歩幅を少し広めにした、「エクササイズウォーキング(早歩き)」を合計20分程度実践し、それを含めて1日の総歩数を8,000歩にすることが大切だということ。


高齢者にとって、この指標で1日8,000歩程度歩いていれば、それ以上歩いている人と、その運動効果は変わらないということです。


また、


○駅の階段を1段跳ばしで昇る

○イスやテーブルに手をついてのスクワット運動


なども取り入れれば、生活習慣病の予防だけでなく、老化そのものの予防にも効果的だということですねにひひチョキ