こんにちは、ウェルネス・コーディネーターのToshiです。

皆さんは、「地中海食」をご存じでしょうか?

地中海食は、果物、野菜、ナッツ類、豆類、オリーブ油、魚介類が豊富で、赤肉、飽和脂肪酸、アルコールの摂取が少ないという特徴があります。

この地中海食は、ダイエット効果や生活習慣病予防効果、さらに、認知症予防食として注目をされていますが、最近の研究によると、高齢者が地中海式食事法を1年間続けると、健康的な加齢に関連する腸内細菌を増やすことが期待できることがわかってきたようです。

アイルランド・ユニバーシティカレッジコークの研究チームは、65~79歳の高齢者612名を2つのグループに分け、12カ月間の介入前後の腸内細菌を解析しました。

対象者の半数(323名)は、12カ月にわたって地中海式食事法を実施、残りの289名は通常の食事を継続。

12カ月間の地中海式食事法は、フレイルや認知機能の低下と正の相関があり、逆に、C反応性たんぱく質、インターロイキン-17を含む炎症マーカーと負の相関がみられた模様。

さらに地中海式食事法は、腸内細菌叢の有益な変化と関連していて、細菌叢の多様性の低下を食い止めること、また、有益な短鎖脂肪酸を生産する細菌を増加させることが判明しました。

尚、こうした変化は、食物繊維、ビタミン、ミネラルの摂取増加によるものと考えられ、年齢、体重、BMIとは無関係だった模様。

概して、高齢期の食生活の指針としては、多様な食事をすることと、たんぱく質の摂取を減らさないことが重要だと言われていますが、腸内環境の改善という意味合いも含めて、地中海式食事法の習慣化は、高齢期のアンチエイジングとして大切かもしれませんね!