こんにちは、ウェルネス・コーディネーターのToshiです。

認知症の予防には、中年期以降に、糖尿病のような生活習慣病にならないことが重要であることは、かなり知らしめられてきました。

つまり、適度な有酸素運動、抗酸化食品を含んだバランスの良い食事、ストレス管理、社会的ネットワークなど、トータルなライフスタイルの改善が大切だということです。

特に、ウォーキングの認知症予防効果については、世界中の調査研究において、明らかとなっています。

下記に、イギリスとアメリカでで行われた、2つの研究結果を紹介します。

スコットランドのエディンバラ大学の研究チームは、638人の高齢者を対象に、家事や軽い散歩、競技などの激しい練習まで、週に行っている運動の種類と時間を調べました。さらに、脳のMRI(核磁気共鳴画像法)検査を行い、白質の変化を調べました。白質は神経細胞間の電気信号を運ぶ神経繊維の部分で、脳のさまざまな部位をつなげています。


その結果、白質の減少がもっとも少なかったのは、運動を習慣として行っている人だったということです。


ウォーキングを週に数回行っている高齢者では脳萎縮が減少しており、脳の老化を示す徴候も少なかったと、エディンバラ大学老年期認知症センターのアラン ガウ氏は話します。



一方で、家庭や地域社会を含めて社会的な交流を保ち、新しいことに興味をもつことで、体と心の老化を防げるとも考えられています。


しかし、実際にMRI検査を行ってみると、精神的な活動や社会的な活動は、運動に比べ脳の衰えを改善する効果は少ないことが判明しました。


また、米国のカンザス大学医学部の研究でも、 ウォーキングなどの有酸素運動を習慣として行うと、脳の活動が活発になり、認知能力の低下を防げることが、明らかになりました。


研究には、認知機能の低下の兆候がみられない65歳以上の男女101人が参加しました。

研究チームは参加者を、

○運動を行わないグループ
○週に75分の運動を行うグループ
○週に150分の運動を行うグループ
○週に225分の運動を行うグループ

に分け、認知機能の変化を調べました。

研究チームは、記憶、情報処理、注意力、集中力、思考などを調べる16種類のテストを行い、参加者の認知機能を評価しました。


すると、26週間後、運動を行ったグループでは、認知機能が向上していることが明らかになりました。さらに、運動の恩恵は、運動量の多い人ほど増加することも分かりました。


また、運動量の多い人では、視覚空間の処理能力が大きく改善されていました。これは、対象が空間のどこにあるのかを知覚し把握する能力で、アルツハイマ病になると、落ちていきやすい能力の1つです。


結果的に、少量の運動でも認知機能に良い効果をもたらしますが、運動量を増やすと効果はさらに高まるということです。具体的には、週に3~5日、1回30~45分程度のウォーキングを続けることが効果的です。


なぜ、運動に脳を保護する作用があるのか、まだまだ不明の点も多いですが、有酸素運動を含む身体活動を習慣として行うことで、心臓のポンプ作用が活発になり、脳に血液が十分にいきわたり、ニューロンが活性化しやすくなるからだろう」と、研究者達は説明しています。


ダイエットのためにも・・・

生活習慣病予防のためにも・・・

認知症予防のためにも・・・


日々のエクササイズ・ウォーキングテクテク歩く人は、基本ですねにひひチョキ