スコットランドのエディンバラ大学の研究チームは、638人の高齢者を対象に、家事や軽い散歩、競技などの激しい練習まで、週に行っている運動の種類と時間を調べました。さらに、脳のMRI(核磁気共鳴画像法)検査を行い、白質の変化を調べました。白質は神経細胞間の電気信号を運ぶ神経繊維の部分で、脳のさまざまな部位をつなげています。
その結果、白質の減少がもっとも少なかったのは、運動を習慣として行っている人だったということです。
ウォーキングを週に数回行っている高齢者では脳萎縮が減少しており、脳の老化を示す徴候も少なかったと、エディンバラ大学老年期認知症センターのアラン ガウ氏は話します。
一方で、家庭や地域社会を含めて社会的な交流を保ち、新しいことに興味をもつことで、体と心の老化を防げるとも考えられています。
しかし、実際にMRI検査を行ってみると、精神的な活動や社会的な活動は、運動に比べ脳の衰えを改善する効果は少ないことが判明しました。
また、米国のカンザス大学医学部の研究でも、 ウォーキングなどの有酸素運動を習慣として行うと、脳の活動が活発になり、認知能力の低下を防げることが、明らかになりました。
すると、26週間後、運動を行ったグループでは、認知機能が向上していることが明らかになりました。さらに、運動の恩恵は、運動量の多い人ほど増加することも分かりました。
また、運動量の多い人では、視覚空間の処理能力が大きく改善されていました。これは、対象が空間のどこにあるのかを知覚し把握する能力で、アルツハイマ病になると、落ちていきやすい能力の1つです。
結果的に、少量の運動でも認知機能に良い効果をもたらしますが、運動量を増やすと効果はさらに高まるということです。具体的には、週に3~5日、1回30~45分程度のウォーキングを続けることが効果的です。
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日々のエクササイズ・ウォーキング
は、基本ですね![]()
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