こんにちは、ウェルネス・コーディネーターのToshiです。
田坂広志さんの新著『人は誰もが「多重人格」』を読みました。
昨年の田坂さんの著書
『知性を磨く・・・スーパージェネラリストの時代』の中で、これからの時代には、「思想」「ビジョン」「志」「戦略」「戦術」「技術」「人間力」という7つの知性を垂直統合した「スーパージェネラリスト」と呼ぶべき人材の必要性と、そうした人材へと成長するために、自分の中の「様々な人格」を切り替えて対処する「多重人格マネジメント」のテクニックが紹介されていました。
本書はその続編として書かれたもので、「自分の中に隠れている“幾つもの人格”に気づき、見つめ、育てることで、心のしなやかな、成熟した、深みのある才能と人格を開花することができる。」と説きます。
ダイアログ(対話)形式で書かれているので、深いテーマですが、楽しく、わかりやすく、どんどん読んで行けます。
ここで言う「多重人格」とは、自分の中の「複数の人格」のこと。
「強いリーダー」、「優しいお母さん」、「情熱的な冒険家」「数字にシビアな番頭さん」などなど、私たちは、置かれた状況や立場によって、自分の中の「異なった人格」を演じます。
フィットネス・インストラクターにおいても、「指導者・先生」「学者・研究者」「医者・カウンセラー」「コメディアン・パフォーマー」「経営者・管理者」などなど、TPOに合わせて様々な人格を切り替えて、仕事をしていますね!
「才能」の本質は「人格」
田坂さんは、「仕事のできる人」とは、「場面や状況に応じて色々な人格を切り替えて対処できる人」だと、言及されます。
また、自分の中の「隠れた人格」を育てることと、自分の人格を客観的に見つめる、観察者としての自分の大切さを説きます。
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大切なのは、「表に現れている人格」や「闇に隠れている人格」を眺めている「静かな観察者」を、自分の中に育てること。
自分の中に現れてくる「様々な人格」を抑えもせず、煽りもせず、否定もせず、肯定もせず、ただ静かに見ている・・・
こうした「静かな観察者」を心の中で育てていくことで、人間的力量と静寂感(香り)のある、豊かな人間性を開花させることができる。
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かつて、あのイチロー選手は、何試合も押さえ込まれていた、アスレチックスのハドソン投手について、「できれば対戦したくない苦手のピッチャーですか?」と記者から質問された時に、「いえ、彼は私というバッターの可能性を引き出してくれる素晴らしいピッチャーです。だから、私も練習して、彼の可能性を引き出せる素晴らしいバッターになりたいですね!」と答えています。
「静かな観察者」のプロフェッショナルですね♪
