進化生物学・行動生態学が専門の、マーリーン・ズック博士の新著本『私たちは今でも進化しているのか?』を読みました。


原題は、Paleo Fantasy(古代への幻想)。


著者は、「私たちは、急速に進歩を遂げた現代の環境に、最適に適応出来ていない!」とする考え方に異論を唱えます。


私たちは、石器時代の人類と同じではないということです。


「進化には、途方もない時間がかかる」という考えは幻想で、私たち、生きとし生けるものは、想像以上のスピードで自然選択を余儀なくされ、進化していることを、さまざまな系統的事例を基に書かれています。


たとえば、


わずか5年で、鳴かないように進化した、ハワイのコオロギの選択理由は!?


離乳後もミルクを飲む唯一の哺乳類である人類は、どのような進化を経てきたのか!?


人類は、哺乳類トップのマラソンランナー!?


などなど、なかなか面白いテーマ満載ですにひひ


進化は、必ずしも進歩ではない!!

また、進化とは、一直線に進むものではなく、その方向は、一定とは限らない!

そこには、生存のための選択、トレードオフがある。


なるほど、そうかぁ・・・


進化とは、常に自然環境の中で、最適に適応しているわけではいけれども、そのモーメントの中で、どちらを選ぶかの自然選択の連続なんだなと感じました。