こんにちは、ウェルネス・コーディネーターのToshiです。
昨日、「朝日新聞社心と体の健康づくり2014」が主催する、『働く人のメンタルヘルスケア・セミナー』を聴講しました。
現在、日本全体でのうつ病患者は、700万人に達するとも言われています。
また、職場におけるメンタルヘルスケアの調査(2011年労働政策研究・研修機構)によると、6割弱の事業所でメンタルヘルス問題を抱えている社員がおり、その傾向は増加の一途をたどっています。
さらに、過去にメンタルヘルス不調により、連続1ヶ月以上の休職あるいは退職した労働者がいる事業所の割合は約9%、また、休職した社員のうち完全に復帰できた割合は半分程度という会社が4社に1社という現状です。
休職者が1人出た場合、その医療費負担、疾病手当見舞金、代替人件費等、休職前・中・後にかかる補完・代替コストは、年収400万円の場合で算出すると、なんと280万円程度の余剰コストになるらしいです。
○従来型うつ
○現代型うつ
○発達障がい
○パーソナリティー障がい
こうした、いわゆるメンタル疾患や過剰ストレス状態の従業員に対する対応としては、下記5つの側面での総合的なケアが重要だと言われています。
○セルフケア
○同僚によるケア
○ラインケア
○社内健康スタッフによるケア
○社外専門スタッフによるケア
また、具体的な施策のポイントとしは、規則的な生活習慣の実践が挙げられます。
特に、身体活動や運動の実践が効果的です。
メンタル不調者に対する運動の効果としては、
1.ノンバーバル(言葉ではない)活動の良さ
2.生活リズムができる
3.汗をかき、スッキリ快感
4.スキルアップで達成感
5.同じ趣味の仲間ができ、会話が弾む
6.家庭・職場以外での居場所ができる
7.食欲が出て、朝食を食べるようになる
8.睡眠の質が良くなる
9.復職のための体力がつく
10.総合的な健康度がアップする
などが挙げられます。
運動をベースとした生活習慣の改善とその維持管理を継続することで、休職者の職場復帰につなげていくわけですが、職場復帰にも、「5つのレベル」があります。
1.症状軽快レベル
2.出勤可能レベル
3.定型業務レベル
4.通常業務レベル
5.残業可能レベル
概して、本人、家族、産業医、職場関係者それぞれが要求する「職場復帰レベル」には差異がつきものです。
家族は早く復帰させたくても、産業医や職場関係者は、もう少し上のレベルを要求することも考えられます。
こうしたさなざまな状況を考え、復職支援サービス等を活用するなど、職場における包括的なメンタルケアシステムを構築することが、今後の企業には益々求められていくことになるでしょう![]()