こんにちは、ウェルネス・コーディネーターのToshiです。


昨日は、「世界アルツハイマー・デイ」でしたね!!


1994年「国際アルツハイマー病協会」(ADI)は、世界保健機関(WHO)と共同で毎年9月21日を「世界アルツハイマーデー」と制定し、この日を中 心にアルツハイマー病の啓蒙を実施しています。


わが国でも、ポスターやリーフレットを作成して、認知症への理解を呼びかけています。


2012年現在の認知症高齢者は、何と305万人!!


しかし、先日の新聞によると、厚生労働省が今春まとめた、全国の認知症高齢者数は、2012年度で462万人と推計されたようです。


つまり、高齢者人口(3,000万人)の約15%が「認知症」ということになります。


10年前の認知症高齢者は、149万人。


何とこの10年で、認知症高齢者は、3倍に増えているのです!!


認知症の予防方法の1つとして、適度な有酸素運動、特に、ウォーキングが効果的なことが、世界の研究により、明らかになってきています。


加齢とともに、カラダとココロの能力は、自然に衰えはじめます。


しかし運動を活発に行い、家庭や地域社会で社会的な交流を保ち、新しいことに興味をもちスキルをみがくことが、老化を防ぐと考えられています。


スコットランドのエディンバラ大学の研究チームは、1936年生まれのスコットランド人638人の医療記録を検討し、70歳の時点でどれだけ精神的な活動や社会的な活動に従事しているか、運動を習慣として行っているかなどをアンケート調査しました。


参加者は、家事や軽い散歩、競技などの激しい練習まで、週にどれだけ運動に従事しているかを報告しました。

研究では、73歳の時点で、脳のMRI(核磁気共鳴画像法)検査を行い、白質の変化を調べました。


白質は神経細胞間の電気信号を運ぶ神経繊維の部分で、脳のさまざまな部位をつなげる役割があります。


研究者は、被験者の白質の容量と生活習慣との関連を調べたわけです。

その結果、白質の減少がもっとも少なかったのは、運動を習慣として行っている人だったということです。


『ウォーキングを週に数回行ったり、体操を続けていた70歳代の高齢者では、脳萎縮が減少しており、脳の老化を示す徴候も少なかった。』とエディンバラ大学老年期認知症センターのAlan Gow氏は話します。

一方で、精神的な活動や社会的な活動に従事している人は脳の衰えが少ないとみられていましたが、実際にMRI検査を行ってみると改善は認められませんでした。


バンクーバーで7月に開催されたアルツハイマー病学会国際会議で発表された4件の研究でも、ウォーキングなどの有酸素運動や、軽いウエイトトレーニングなどの運動を習慣として行った高齢者ほど、記憶力の衰えが少ないことが示されました。


なぜ、運動に、脳を保護する作用があるのか不明の点も多いのが現状ですが、『有酸素運動を含む身体活動を習慣として行うことで心臓のポンプ作用が活発になり、脳に血液が十分にいきわたりニューロンが活性化しやすくなるからだろう。』と研究者は説明しています。

『脳の健康を維持するために、運動をすることは心と体の両面で有益であることが示唆された。運動は、加齢にともない増えていく心疾患やがんなどの危険性も低下させる。運動をはじめるのが遅すぎるということはない。ただ歩くだけでも脳に良い効果がもたらされる。早足で買い物に出かけたり、ガーデニングに取り組んだり、マラソンに参加するなどして、適度な運動を毎日の生活に取り入れるべきだ。』 と、Gow氏は述べています。