こんにちは、ウェルネス・コーディネーターのToshiです。
『体重は正常でもお腹の出ている人は、全体に太りすぎた肥満の人よりも死亡リスクが高い。』
米国ボストンにある、メイヨークリニックの研究者が、ミュンヘンで行われた「欧州心臓病学会(ESC)」で、こんな発表をしました。
研究は、米国健康・栄養調査に参加した18歳以上の男女1万2,785人のデータを解析したものです。
BMI(体格指数)によって参加者を3群に分け、腹囲周囲径、喫煙歴、高血圧症、糖尿病、脂質異常症なども調査した模様。
調査の結果、中心性肥満の人は、BMIとヒップに対するウエストサイズの比率が正常だった人に比べ、心疾患の死亡リスクは2.75倍に上昇し、あらゆる死因では2.08倍に上昇していたということです。
生活習慣病のリスクファクター(危険因子)である、「内蔵型肥満」の判定法として、「ウエスト/ヒップ比」があります。
これは、ウエスト(cm、へその周計囲)をヒップ(cm、お尻の周計囲)で割った値のことで、男性で1.0以上、女性で0.8~0.9以上の人は、「内臓型肥満」ということになります。
「ウエストサイズを測ることで、内臓脂肪の蓄積の度合いの目安を知ることができる。内臓脂肪がたまりすぎると、血中脂質や血糖、血圧に異常が起きて、糖尿病、脂質異常症、高血圧などの生活習慣病が引き起こされる。このような生活習慣病を重ねもつほど、動脈硬化が進みやすく、心筋梗塞や脳卒中を発症する危険性が高まる」とメイヨークリニックのフランシスコ・ローペッツ氏は言及します。
内臓脂肪が蓄積した状態だと、血圧や血糖値、血中脂質の各数値が“ちょっと高め”でも、内臓脂肪から分泌される、血管や血液に影響を与える生理活性物質である「サイトカイン」によって、動脈硬化が進んでしまう。
サイトカインの中には、血糖値を下げるインスリンの働きを高めるものや、逆にインスリンの働きを抑えるもの、血圧を高くするものなどがあるようです。
内臓脂肪が増えるとこれらの分泌量のバランスが崩れて、血糖が増加したり血圧が高くなってしまいます。
また、内臓脂肪が増えて、そこに蓄えられている中性脂肪が分解される量が増えると、血液中の中性脂肪の量も増加することがわかっています。
「自分の体重とBMIについて知っている人は多いが、それだけでは十分ではない。自分のウエストサイズについても知っておく必要がある。ウエストサイズはメジャー一本があれば、どこでも簡単に測ることができる。以前に比べてウエストサイズが増えてきたという人は注意したほうがよい」とローペッツ氏は強調しています。
さて、あなたのウエスト/ヒップ比は![]()