こんにちは、ウェルネス・コーディネーターのToshiです。


新年度も始まり、2週間が経ちました。


都心でも、社会人1年生と思われる、リクルート姿の新人ビジネスマンを、多く見つけることができます。


早く、会社や仕事に慣れて、頑張ってほしいものですねにひひチョキ


ところで、ゴールデンウィーーク後に、いわゆる『五月病』と呼ばれる症状を発症する人が見受けられます。


『五月病』とは、新人社員や大学の新入生などに見られる、新しい環境に適応できないことに起因する、さまざまな精神的症状のことです。


そして、こうした「抑うつ傾向」の改善策の1つとして、エクササイズ・ウォーキングのような、いわゆる、『有酸素運動』が有効であることが、さまざまな研究から実証されています。


1985年に発表されたノルウェーの精神科医エギル・マーチンセン氏の臨床試験があります。

この試験は、日常生活を送るのもままならないほどのうつ病と診断された49人を2グループに分け、1グループには1週間に3日、1時間程度のウォーキング、ジョギングなどの有酸素運動をさせます。

もう1つのグループには、その時間に作業療法を行うというものでした。


すると9週間後、有酸素運動のグループの男女は作業療法のグループよりもうつ病に大幅な改善が見られたのです。


また、デューク大学ブルメンサルの研究では、「抗うつ薬服用群」、「抗うつ薬服用+運動併用群」、「有酸素運動実施群」の3グループについて、4ヶ月の実践、および、その後10ヶ月に渡る追跡調査をしたところ、「有酸素運動実施群」の改善効果がいちばん高く、他の2グループの約1.5倍だったということです。

また、再発率もいちばん低かったということです。


定期的な運動(特に、有酸素運動)は、次の点で、うつ予防に効果的です。


 ●エネルギーレベルを高める

 ●睡眠を助長する

 ●悩みや不安からの気晴らしになる

 ●集団での運動は、孤独感を減少させ、社会的サポートを提供する

 ●自分をコントロールする感覚や自尊心を高める


ここで、注目すべきことは、うつに対する運動の効果が、運動を実践している期間だけではなく、運動をやめた後も持続するということなんんです。


早稲田大学スポーツ科学部教授の内田直先生によると、運動と脳機能の関係は、「急性」と「慢性」という2つの視点で考えられるそうです。


つまり、「急性」では運動しているときの脳機能の状態を、また、「慢性」では運動習慣を持っている人(毎朝ランニングをしている、週3日スポーツクラブに通っているなど)と、運動習慣を持っていない人(運動をほとんどしない人)の脳機能の違いをみることで、その違いが明らかになる訳です。


内田教授によると、「運動は脳の覚醒レベルを上昇させる」そうです。


では、運動、特に有酸素運動が、『急性的』に、また、『慢性的』に、脳機能にどのような覚醒をもたらすのでしょうか!?


『急性的側面』としては、運動実施の最中は、脳の反応時間や認知機能が改善するという効果が知られています。


一方、『慢性的側面』がもたらす覚醒の働きとしては、運動が気分を向上させることがあげられます。


ここでいう「気分」とは、うつ病や躁うつ病といった、いわゆる「気分障害」のことを指しています。


定期的な有酸素運動の効果はさまざまありますが、うつ予防やうつ病の改善にも効果が大きく、それは、運動をやめた後も継続するというところが最大のポイントですねにひひパー