こんにちは、ウェルネス・コーディネートのToshiです。


高齢者の手段的日常生活能力(IADL)の低下と認知症発症リスクについて、説明しました。


今回は、その続きです。


単に軽度な「記憶障害」を持つ高齢者よりも、注意、思考、言語、視空間認知などの、いわゆる「認知障害」を合わせてもっている、すなわち、多面的な認知障害を持つ高齢者の方が、認知症への移行率が高いことが分かっています。


たとえば、記憶障害のみを持っている高齢者の4年後の認知症への移行率が24%であったのに対して、言語、注意、視空間認知の障害のいずれかを合わせ持っている高齢者では、その移行率が77%であったそうです。


さて、次の「IADL調査15項目」の質問により、近い将来の軽度認知障害、および認知症の可能性をスクリーニングすることができます。


ぜひ、やってみてください!


1.自分で、電話番号を調べて電話をかけることができる。
2.リーダーとして、何かの行事の企画や運営を行うことができる。
3.何かの会の世話係や会計係を務めることができる。
4.ひとりで、バスや電車を利用して、あるいは車を運転して、出かけることができる。
5.見知らぬ場所へ、ひとりで計画を立てて、旅行することができる。


6.薬を決まった分量決まった時間に飲むことができる。
7.貯金の出し入れや、家賃や公共料金の支払い、家計のやりくりなど
、家計を管理することができる。

8.日用品の買い物ができる。

9.請求書の支払いができる。

10.銀行預金、郵便貯金の出し入れが自分でできる。


11.年金や税金の申告書をひとりで作成することができる。

12.自分で食事の用意ができる。

13.自分で掃除ができる。

14.洗濯物、食器などの整理ができる。

15.手紙や文章を書くことができる。



<軽度認知障害の可能性>


○65~69歳:11点以下

○70~74歳:10点以下

○75~79歳: 8点以下

○80~85歳: 7点以下

○85歳以上 : 6点以下


<認知症の可能性>


*年齢問わず、6点以下



☆パンフレット『認知症に強い脳をつくろう』

  発行:健康と良い友だち社