こんにちは、ウェルネス・コーディネーターのToshiです。


昨日、「健康経営」の重要性と「企業フィットネス」の効用について、書かかせていただきました。


企業フィットネスの効用の1つとして、「欠勤率の低下」による生産性の向上が期待されますが、この「欠勤率(Absenteeism)」にに加えて、最近注目されているのが、「アブセンティーイズム(Presenteeism)」です。


「アブセンティーイズム」は、病気や体調不良等で会社を欠勤することを言います。


伝統的な企業は、今まで、「アブセンティーイズム(常習的欠勤)」を問題視してきました。


しかし最近は、出勤はしているが、抑うつ傾向や体調不良、花粉症などにより、出勤はしているものの仕事に身が入っていない状態、つまり、「プレゼンティーイズム」による労働損失のほうが、はるかに大きいことがわかってきました。


「プレゼンティーイズム」は、「プレゼント(present)=出席している」状態と、「アブセンティーイズム(常習的欠勤)」を組み合わせた造語で、会社には出社しているけれど、「体調がすぐれない」、「頭や体が普段より働かない」、「花粉症やぜんそく」、「神経痛や片頭痛」、「抑うつ傾向」などにより生産性が低下してしまう現象のことだそうです。


米国の「ダウ・ケミカル社」で働く1万人の社員を対象に、アレルギーや喘息、うつ病などのうち、仕事への影響の頻度を調べた結果、全社員の総労働時間のうち、約20%の時間において、業務遂行能力になんらかの障害が出ていることがわかったということです。


つまり、社員が健康に支障をきたすことによって、本来ならば遂行できたはずの仕事の、何と80%しか実施できていないことになります。


たとえば、症状別の年間損失額に占める「プレゼンティーイズム」の割合は、次のとおりです。


○花粉症  5,000ドル/ 7,000ドル

○頭痛    6,000ドル/ 9,000ドル

○うつ   15,000ドル/19,000ドル


特に、重要な意思決定が求められる職種、コミュニケーションまたは顧客との頻繁な接触が要求される職種などでは、この損失がさらに増加する傾向にあります。


企業の健康経営において、欠勤率だけではなく、こうした目に見えにくい労働損失を、いかに是正していくかが、これからのテーマの1つになることが考えられますねにひひ