こんにちは、ウェルネス・コーディネーターのToshiです。
昨日、ワイフと、映画
『The Tree of Life』を観てきました。
はっきり言って、ものすごく深い映画です。
感性の映画といってもいいかもしれません。
この映画に対して、賛否両論があるのもよくわかります.
エンディングロールが流れるや否や、足早に劇場を後にする人もたくさんいました。
意見が分かれるところでしょう。
巷に溢れている、スピーディーなドラマ展開と「言葉」での説明を重視する、いわゆる、「娯楽映画」とは一線を画した映画です。
圧倒的な映像美や音楽と、日常のダイアログ(対話)のコントラストで、ゆったりと進んでいく展開に、最初は戸惑いました。
前半部分で、「これでもか!」と長時間展開する、生命の起源と進化、そして、宇宙と生命の神秘を表す映像は、実に圧巻ですが、その比喩(メタファー)を感じ取るのは、とても難解です。
一見、スタンリー・キューブリック監督の名作
『2001年宇宙の旅』の冒頭シーンを思い出します。
人類の先祖が空中高く投げ上げた骨が、空をクルクルとまわりながら、一瞬にして宇宙船に変わる。
人類の進化の歴史において、「道具」の発明がいかに重要であったかを、これほどまでに鮮やかに、しかも、感性で腑に落ちる映像的メタファー(比喩)は、他には見当たりません。
『The Tree of Life』の冒頭の大自然のシーンも、おそらく、深く、スピリチュアルなメッセージが織り込まれているのでしょう。。
言葉ではなく、感性で感じられるかどうかです。
また、ドラマの舞台である、1950年代、テキサスの田舎町。
厳格な父と、やさしい母、その間で葛藤する子供たちの物語が、実に自然なダイアログ(対話)で進んでいきます。
その中で、主人公のジャック(長男)は、二者選択の行動選択に悩みます。
○「神聖なるもの」と「世俗的なもの」
○「生」と「死」
○「幸福」と「不幸」
○「父性」と「母性」
○「勝ち」と「負け」
○「支配」と「服従」
○「金持ち」と「貧乏」
○「自分」と「他者」
などなど・・・
また、「ここからこっち」と、境界線を引けるものでもありません。
これまで、西洋文化が、かたくななまでに追求してきた、論理的で、分析的で、二者択一的な、いわゆる、「男性原理」のパラダイム(行動規範)の終焉を感じます。
逆に、東洋文化のベースにある、感性的で、包括的で、ホリスティック(全人的)な、いわゆる、「女性原理」のパラダイムを、この映画の中に感じます。
今までのパラダイムで、この映画を見ると、内奥に描かれているスピリチュアルなエネルギーの流れが、感じ取れないですね。
なかなか、うまく言い表せませんが・・・
いずれにしても、かなり深みのある映画であることは間違いないですね!
○ブラッド・ピットとショーン・ペンが出演しているから・・・
○カンヌ映画祭でパルムドールを受賞したから・・・
こういった、表面的な理由だけで、この映画を見に行くと、大変なことになるかも?
頭で理解しようとするのではなく、魂で、細胞レベルで感じる映画なのかもしれません・・・![]()
