こんにちは、ウェルネス・コーディネーターのToshiです。
昨年の10月5日のブログ、「骨を強くしよう!」でも書きましたが、身体の中の骨の量(骨量)とその密度がある一定量以下になると、「骨粗鬆(しょう)症」という病気と診断されます。
「骨粗しょう症」は、加齢に伴い、また、女性では閉経後に進みやすいと言われています。
通常、骨をつくっている素材は、コラーゲンとハイドロキシアパタイトで、骨をつくる役割の「骨芽細胞」と骨をこわす役割の「破骨細胞」の2種類の細胞がうまく働いて、骨は絶えず作られ壊され、入れ替わりながら保たれています。
しかし、歳をとると、この骨を作る速さと壊す速さのバランスが崩れて、骨の中身が減ってくるのです。
骨を強くするためには、次の4つの生活習慣が必要です。
①重力負荷
②筋力増強トレーニング
③高カルシム摂取
④日光浴
特に、高負荷(ややきつい)での筋力トレーニングは、骨の強化にはとても有効な方法です。
しかし、最近の研究では、骨粗しょう症の発症が、高血圧や糖尿病などの生活習慣病とも深く関わっていることが裏づけられるようになりました。
体内のカルシウム不足を補おうと骨を溶かす破骨細胞が活発になると、骨の中のカルシウムが血液中に移動し、骨がカスカスになっていくのが「骨粗しょう症」のメカニズムですが、このとき、カルシウムが血管壁に付着して動脈硬化を起こし、高血圧につながることが、最近の研究でわかってきました。
島根大学医学部の杉本利嗣教授らの調査によりますと、下記のような傾向が、その調査から明らかとなっています。
①高血圧患者の骨密度が低下している
②骨粗しょう症では心筋梗塞や脳卒中などの心血管疾患のリスクが高い
③骨粗しょう症患者が、高い確率で生活習慣病を合併している
また、糖尿病では、骨そのものの質が低下するため、骨密度が高くても骨折の危険が高まることもわかってきました。
生活習慣病が骨粗しょう症を引き起こし、生活の制限が生じる。するとさらに生活習慣病の悪化を招くという悪循環が起こるわけです。
骨粗しょう症は、骨折しないと気づきにくい病気だけに、生活習慣病のリスクを持つ人は、骨粗しょう症の可能性を考慮し、骨硬度の定期的な測定や検査を受けることが重要になります。
東日本大震災の被災者の中には、さまざまな持病を持ちながら、避難所生活を余儀なくされている人も少なくありません。
概して、運動不足は骨粗しょう症のリスクを高めるため、転倒に気をつけながらもスクワット運動や散歩などをして、カラダを動かすことが重要です。
また、避難所生活では、食事の選択肢が限られてしまいますが、インスタント食品や加工食品、清涼飲料水は、「リン」を多く含むため、カルシウムの腸からの吸収を妨げるため要注意です。
さらに、骨にとって重要な、カルシウム、ビタミンD、ビタミンKなどが不足しないように、乳製品や大豆製品を進んで摂取することも大切でしょう![]()