こんにちは、ウェルネス・コーディネーターのToshiです。


昨日、羽田空港の従業員の方々を対象に、『ストレス・マネジメント研修』を実施しました。


カウンターで接客をされている方、機材や荷物を運搬されている方、機体の整備をされている方、デスクワーク中心の方などなど、さまざまな職種の方々がいて、ストレス環境もそれぞれのようでした。


「ストレス・マネジメント」とは、日常生活の中で、ストレスと上手に付き合う方法です。


ストレスは、「外部の変化に対する、カラダの反応」と言えますが、外部のストレス(ストレッサー)は、少なくても、また、多すぎても、カラダに不調をきたします。


概して、対処・処理しなければならない「変化」に対する対処方法が難しい場合、精神的負担や不安になります。


また、ストレス(ストレッサー)による脳の緊張・興奮が、カラダの筋肉組織をも緊張させ、筋肉の委縮・拘縮が、身体的な症状を誘発します。


ストレス(ストレッサー)とは、ストレスを引き起こす「変化」のことです。


変化は人によって、良好に働く場合もありますが、ストレッサーになる場合もあります。


変化を受ける場合、その人の年齢・性別、体力(行動体力)や抵抗力(防衛体力)、社会経験などの違いによって、ストレスの度合いは異なります。


つまり、同じ「変化」でも、ストレッサーになる人もいれば、ならない人もいるということです。

ストレスをマネジメント(管理)することによって、あらゆる「変化」に対して上手に対応できるようになります。


「ストレス・マネジメント」では、まず一人ひとりのストレッサーを見つけていきます。


厚生労働省の資料によりますと、「最近、悩みやストレスを感じますか?」という質問に対して、男性は約60%、女性は約55%が、「イエス(ある)」と答えています。


また、「悩み・ストレス」の内容では、「仕事・人間関係」、「健康」、「金銭関係」がベスト3です。まあ、なんとなくわかりますね。


そして、おもしろいことに、男性と女性では、この「ベスト3」の順位が微妙に異なります。


<男性>

 ①仕事に関する事(48.7%)

 ②自分の健康・病気(25.2%)

 ③収入・家計・借金(20.3%)

<女性>

 ①自分の健康・病気(29.7%)

 ②仕事に関する事(21.9%)

 ③収入・家計・借金(19.4%)


一般的に、仕事のストレスに加えて、家庭や私生活でのストレスが重なってくると、ストレス性の症状が発症しやすく、また、悪化しやすい傾向があります。


ストレスによる身体的症状や精神的症状について、また、上手なストレス対処法については、次回のブログで紹介します。


お楽しみににひひ