こんにちは、ウェルネス・コーディネーターのToshiです。
みなさんは、普段、体重の増減を、気にするほうですか?体重が1kg増えたり、また減ったりすることで、一喜一憂していませんか?
よく、「標準体重」の算出式として、
(身長-100)×0.9
という、「桂の式」が使われます。ちなみにこの算出式だと、身長が160cmの人の標準体重は、
(160-100)×0.9=54.0kg
ということになります。
また、「体格指数(BMI)」という考え方があり、
体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)という式で求めます。
身長160cm、体重55kgの方のBMIは、「55÷1.6÷1.6=21.5」となります。
このBMIが、21~22だと、病気になりにくい「適正体重」、18.5以下なら「やせ型」、25以上なら「肥満」という判定になります。
したがって、「身長(m)×身長(m)×21」を適正体重と考えることもできます。
一般に、BMIが25以上の人だけを100人集めると、ほとんどの人が肥満体型です。しかし、スポーツクラブでBMI25以上の人を集めると、「肥満」の人ももちろんいますが、もう1つ、違ったタイプの人がいます。どんなタイプだと思いますか?それは、筋肉量の多い「がっちり体型」、つまり「マッチョマン・タイプ」です。
「肥満」とは、脂肪
の多い人のことです。よって、身長と体重だけで、肥満かどうかを判定するのは、必ずしも正確ではなく、むしろ「体脂肪率」を判定基準にするべきです。世界肥満学会では、「体脂肪率」が男性で20%以上、女性で30%以上ある人を「肥満」と考えます。
また、生活習慣病のリスクファクター(危険因子)である、「内蔵型肥満」の判定法として、「ウエスト/ヒップ比」があります。
これは、ウエスト(cm、へその周計囲)をヒップ(cm、お尻の周計囲)で割った値のことで、男性で1.0以上、女性で0.8~0.9以上の人は、「内臓型肥満」ということになります。
最近の調査結果ですが、Yusu博士を中心とする研究チームが世界52カ国27,098人を対象に調査した結果、BMI値よりもウエスト/ヒップ比のほうが、心臓病発症リスクの判定に有効であることを医学雑誌「Lancet」発表にしました。腹部の脂肪量を反映しているウエストサイズが大きくなると、心筋梗塞のリスクが高まり、逆に、ヒップサイズが大きくなると、心筋梗塞リスクが低下することも判りました。ウエスト/ヒップ比が男性で0.9以上、女性で0.83以上に人は、それ以下の人と比較して、男性では1.73倍、女性では1.9倍、心筋梗塞リスクが高まるという研究結果も発表されています。
BMIは、身長と体重からみる体格の指標ですが、カラダの形はわかりません。それに対して、ウエスト/ヒップ比は、体型がわかります。ウエスト/ヒップ比が大きい、すなわち上半身(腹部)に脂肪が蓄積している内蔵型肥満は、上記論文でも分かるように心臓病など生活習慣病発症の原因となるのです。
さて、あなたのウエスト/ヒップ比は?