こんにちは、ウェルネス・コーディネーターのToshiです。


団体旅行などに行って、職場や趣味の人達と寝泊まりすると、「いびき」のすごい人がいますよね。

まるで、ゴジラのような「ガオーッ!」という強烈な「いびき」なのに、本人は自覚なしだってりして・・・


実はその大いびき、はた迷惑なだけではなく、ひどくなると確実に寿命を縮める恐ろしい病気のサインでもあるのです。


眠っている間に長時間呼吸が止まり、それを何度も繰り返すことで引き起こされる、さまざまな症状を「睡眠時無呼吸症候群(SAS=サス)」といいます。SASは、「1回に10秒以上の呼吸停止を一晩(7時間)の睡眠中に30回以上(つまり、1時間に5回以上)繰り返すこと」で、重傷のSASを放っておくと、9年後には4割の人が死亡するリスクがあるとも言われています。


睡眠時無呼吸とは、仰向けに寝ているときに、上気道がふさがれて空気が通りにくくなるために起こる無呼吸と低呼吸のことで、その最大の原因は、「肥満」です。特に、首回りや喉の周辺に過度に脂肪がつくと、上気道を圧迫して狭くしてしまいます。また、アルコール飲酒により、喉周辺の筋肉が弛緩することで上気道が狭まること、タバコの喫煙により、気道周辺に炎症を起こし、それが上気道の閉塞を起こすこと、なども、SASの原因とされています。


さらに、SAS患者の40~70%が、高血圧症であるという報告もあります。確かに、「いびきの凄い人は、太っている。」というイメージもあり、生活習慣病との共通因子としてみることもできますが、逆に、睡眠障害そのものが、高血圧や心不全の原因になっている場合も多いようです。


もしあなたが、いびきをかくタイプで、次のチェックポイントに少しでも心当たりがあるなら、SASを疑ってみてもよいでしょう!


 ●肥満である(最近特に太った)

 ●生活習慣病にかかっている

 ●夜何度もトイレに起きる

 ●何時間寝ても朝の目覚めが悪い

 ●朝起きた時に頭痛がする

 ●昼間にしばしば強い眠気に誘われる

 ●注意力が散漫になった

 ●根気がなくなった

 ●知的活動が苦手になった

 ●性的能力が衰えた


特に、「昼間の眠気」と「肥満」に該当する人は、かなりの確率でSASが疑われます。

あなたは、いかがでしたか?