こんにちは、ウェルネス・コーディネーターのToshiです。


先日、「介護予防主任運動指導員」のフォローアップ研修に参加し、介護予防についての最新研究情報を教えてもらいました。今回は、その中から、歩行速度と高齢者の健康の関係について紹介したいと思います。


高齢者の運動器の機能向上において、特に下肢筋力の向上による「歩行機能の向上」が、もっとも重要なテーマであることは、前回までのブログでも解説しました。つまり、高齢者の身体機能の指標として、総合的な歩行能力があげられるのです。


東京都老人総合研究所の8年間にわたる追跡研究で、次のような結果がでています。約500人の高齢者の歩行速度を測定し、歩行速度の「①速い群」、「②普通群」、「③遅い群」の3分位に分け、8年間追跡した縦断的調査によると、「③歩行速度の遅い群」は、「①速い群」と比べると、総死亡リスクが2.17倍高いという結果がでてます。さらに、循環器疾患死亡リスクは約3倍、その他感染症等による死亡リスクも2.81倍という結果になっています。


高齢者になっても筋力向上トレーニングスクワットを実施し、下肢筋力を向上させることで、歩行能力を落とさないことが、転倒予防、閉じこもり予防、寝たきり予防といった介護予防に繋がることは、前にもふれましたが、それに加えて、呼吸循環器疾患や感染症による死亡リスクを抑える要因にもなっているということが判明したということです。


また、歩幅が小さくなると、歩行速度が遅くなることも判っています。高齢者が外を散歩する時には、背筋を伸ばし、腕を大きく振り、いくぶん早めに歩歩くくようにしましょう!1日に歩く目標歩数は、男:6,000歩、女:5,000歩を最低目標にしましょう!さらに、週2回程度の筋力増強トレーニングで下半身の筋力を向上させましょう!