こんにちは、ウェルネス・コーディネーターのToshiです。


「体力のある人」と聞くと、みなさんは、どういう人をイメージするでしょう?


重い荷物を持ち上げる事が出来るマッチョマン、トライアスロンで誰よりも早く完走するアスリート、シルク・ド・ソレイルで柔軟な身のこなしを披露するパフォーマー、などなど。いろいろなイメージがあると思います。



概して、私たちが一般的に言っている「体力」とは、専門的に言うと「行動体力」と呼ばれるもので、

 ①行動を起こす能力(筋力、筋パワー)

 ②行動を持続する能力(筋持久力、全身持久力)

 ③行動を調整する能力(柔軟性、平衡性、敏捷性など)

の3つの身体能力に分けられます。いわゆる、私たちが普段イメージする「体力」のことです。



一方、「防衛体力」という考え方があります。これは、

 ①物理化学ストレスに対する抵抗力(気温の寒暖や気圧の高低に対する抵抗力など)

 ②生物的ストレスに対する抵抗力(細菌やウィルスに対する免疫力など)

 ③生理的ストレスに対する抵抗力(疲労、空腹、不眠に対するスタミナなど)

 ④精神的ストレスに対する抵抗力(緊張、恐怖、不快、不満に対する忍耐力など)

の4つに分類され、簡単に言うと、日常生活における私たちの「抵抗力」のことを表しています。



普段わたしたちは、筋力トレーニング、ウォーキングやジョギング、ストレッチング、あるいは、さまざまなスポーツを通じて、自分の体力(行動体力)を鍛えていますが、このことは、実は、防衛体力を鍛えていることでもあるのです。つまり、行動体力の高い人は、防衛体力も高いということです。



ちょっとした気温の変化でよく風邪をひく人、なかなか疲れが取れなくて身体がだるい人、上司にちょっと注意をされただけでよくヘコむ人、こういうタイプの人は、適度なフィットネス・エクササイズを始めることで、解決の糸口が見つかることでしょう!