こんにちは、ウェルネス・コーディネーターのToshiです。



残暑きびしい昨日とは打って変わって、今日は雨風がひどく気温もグッと下がって寒いぐらいでしたネ!



今日は、「介護予防運動教室」を運営・指導している、リーダー達の研修に参加してきました。さすが、普段、体力に自信がなくなった虚弱な高齢者に対して、安全で効果的な運動指導をしているプロのインストラクターのみなさんですから、質の高い情報が共有でき、とても有意義な時間でした。



介護予防がめざすものは、「高齢者自らの自己実現」であり、イキイキと生きがいをもって自分らしい生活を創出してもらうことを支援していくこと、つまり、「自立支援」である。そのためには、「心身の機能の改善」をベースとし、「生活行為」や「社会参加」などの生活機能全般を向上させることにより、「自己実現」や「生きがい」を支えることが重要なポイントとなります。



介護予防事業では、通常約3カ月間実施する、小集団での短期教室の実施前後で、次の3つの要素の客観的評価を実施します。


 ①身体機能(体力)

 ②日常生活機能(ADL)

 ③自己実現と生きがい(QOL)


たとえば、「筋力向上トレーニング教室」に3カ月間参加した場合、その前後で、単に体力が向上したかどうかだけを評価するのではなく、その体力向上が、日常生活動作の改善、しいては生きる意欲にどう繋がったかまでを総合的に評価することが求められるのです。



【①歩行速度が速くなったり、片足で立っていられる時間が長くなったことで、②外出頻度が増えたり、バスに乗って遠出が出来るようになり、③それによって、一時期辞めていた日本舞踊を習いに行くようになったり、友達と温泉旅行に行けるようになった。】といった流れをつくることが大切なのです。