あれから2ヶ月半…
東日本大震災から2ヵ月半…
時間としてはずいぶん経っていると思うのですが、いまだ、
いつ収束するのかというほど毎日のようにしつこい「余震」。
東京に住む知人などは、「もう、震度3くらいじゃ驚かないよ!」と笑っていますが、
不安な気持ちを一生懸命隠しているようにも思えて、本当に気の毒でなりません。
かくいうわたしも、最近は朝一番にPCを開けて検索するのが「気象庁の地震速報」。
…すっかり日課になってしまいました![]()
以前であれば、自分の住むところから遠く離れた地域の地震などは、
ある程度大きなものに限ってテレビのニュース速報で知ることができるくらいのことでしたが、
最近のネット事情によって、状況はずいぶん変わりました。
たとえ「震度1」でも、綿密に更新される情報によって、
わたしちたちは「今起こっている事実」を正確に知ることができる反面、
かえってそのことが、「まだまだ何かが起こりそうだ」というような心配になって、
考えたところでどうしようもない不安を抱えたりしてしまう
…「なんでもかんでも知る」というのが、良いことなのか悪いことなのか…複雑です![]()
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文房具の業界でも、最近ではお客様からのご注文に正確で迅速な対応をすべく、
業者様とのネットでの発注手続きなどがフツウのことになっています。
商品名や品番、個数などを入力すれば、在庫状況・発送日などがすぐわかるというもの。
しかしながらここのところ、そうした情報の中に、ほんとうに心が痛む「情報」が流れていることがあります。
それは、
ある商品を注文すると、
「震災による影響で、在庫商品限りで廃盤商品となります」
というメッセージです。
わたしは、それほど大量の発注業務をしているわけではないのですが、それでもこんな情報に
もう何度か遭遇しました。
震災で、工場に致命的な被害があったのでしょうか。
テレビでは、甚大な被害を受けながらも再スタートを切ろうとする企業のたくましい姿が報道されることが
多いですが、
その影では、もっとたくさんの会社や工場が、そうした苦渋の決断を迫られているのでしょう。
「震災による影響で、在庫商品限りで廃盤商品となります」
…ことばにしてしまえば単なる「廃盤情報」ですが、
そこには、どれだけ多くの人の悲しみや苦悩が含まれているのだろうかと思うと、
我がことのように切ない気持ちになります。
「お客様の要求(ご注文)に極力お応えするべき立場」として、そんな情報に接するとき、
「間もなく商品がなくなる!」という危機感は、「それならばできるだけ多く買い込んでおこう!」となってしまうというのが正直なところです。
そうすれば、メーカーさんも在庫商品がどんどん売れて…という「支援」になるかもしれないです。
でも、
通常通り、時間をかけてボチボチと売れていくうちに、何らかのかたちで「再開のチャンス」に恵まれることを
祈りたい気もするのです。
そんなことで、発注ひとつにいろいろ考えさせられることの多い日々です![]()
今回の震災、京都では直接的な被害はまったくありませんでした。
でもその直後から、生活全般で「売り切れ」「供給不足」のモノが多くなったことはご存知のとおり。
それは文房具・事務用品も例外ではなく、「在庫ゼロ」がしばらく続いた商品や、代替品で賄わざる得ない商品などが次々出てきました。
このことで、商品のひとつひとつのやりとりが、
日常はまったく意識しない地域や人々とのつながりの中で成り立っているという「事実」を、
改めて教えられることとなりました。
ひとが、生活のために必要とするモノ。
それを、商品として売るためにいるわたしたち。
その商品を、作ってくれる、そして、運んでくれる人たち。
商品をつくる材料を作ってくれるひとたち…考え出すとキリがありません。
そして、そんなキリがないほどにつながっている人々の、どこかひとつが欠けるだけで、
日ごろはまったく意識しない「アタリマエ」は、簡単に崩れていくものなのだということ…。
「アタリマエ」は当たり前のことなんかじゃなく、実は「奇跡」の上になりたっている、
感謝すべきことであるのかもしれません。
「今日も忙しかったね!」
「明日もがんばろうね!」
「おつかれさま!」
そんな会話をしながら、夕日を背に仕事の帰り道を急ぐ…
そんな風景が、再び誰にも等しくあたりまえになる…そんな日が、1日も早く訪れますように。
…今日はちょっとシンミリ&カタイ話ですみませんデシタ。
次回は、楽しい文房具、そしてキャンペーンの話題です![]()
