URIとは、インターネット上に存在する情報資源の場所を指し示す記述方式。インターネットにおける情報の「住所」にあたる。URIは包括的な概念であり、現在インターネットで広く用いられているURLはURIの機能の一部を具体的に仕様化したものである。
UDDIレジストリとは、UDDIでWebサービスを検索するためのデータベース。
UDDIレジストリに登録される情報はXMLによって記述されており、その種別によって大きく4つのカテゴリに分けられる。Webサービスを提供する企業の名称や連絡先などを登録する「ホワイトページ」、業種やサービスの種類を登録する「イエローページ」、Webサービスの技術情報を登録する「グリーンページ」、Webサービスの仕様を登録する「tModel」がそれである。
企業は、定められた書式に従ってこれらの情報をUDDIレジストリに登録することで、WebサービスをUDDIに公開することができる。UDDIレジストリはIBM社やMicrosoft社、Hewlett-Packard社、SAP社などがそれぞれのサイトで無償公開しており、互いにデータを交換しあって内容が一致するように調整されている。
UDDIとは、XMLを応用した、インターネット上に存在するWebサービスの検索・照会システム。企業各社がインターネット上で提供しているWeb技術を応用したサービスに関する情報を集積し、業種や名称、機能、対象、詳細な技術仕様などで検索可能にする仕組み。登録・検索はともに無料。
Webサービスを提供する企業は、自社のサービスを「UDDIレジストリ」と呼ばれるリストに登録することができる。UDDIに参加するWebサービスは、SOAPと呼ばれるXMLベースのプロトコルによる通信に対応している必要がある。
必要なときに必要なサービスを探し出してサービスを利用することが容易になるため、従来のような特定の得意先との固定的な取引を超えて、電子商取引の活性化に繋がると期待されている。
UDDIでは、登録情報はWSDLというXMLベースの言語で定義され、通信にはXMLベースのプロトコルであるSOAPを用いているため、通常のWebブラウザなどの他、SOAPやXMLに対応した様々なアプリケーションソフトから利用することができる。
Microsoft社やAriba社、IBM社などが中心となって推進しており、当面はディレクトリもこの三社によって管理される予定になっている。なお、このシステムの標準仕様を定める団体の名称もUDDIであるため、区別して団体を「UDDIプロジェクト」(UDDI Project)と呼ぶこともある。
UAAGとは、障害者や高齢者などでも利用しやすいWebブラウザなどのアプリケーションソフトを開発するためのガイドライン。2002年12月、Web関連技術の標準化を行なうW3Cによって勧告された。
UAAGはWebブラウザやメディアプレーヤーなど、ユーザが何らかの表示や操作を行なうソフトウェアが備えるべきアクセシビリティ機能などを規定しており、キーボードのみで操作できることや読み上げソフトへの対応など、内容は多岐にわたる。あらゆる種類の障害に対応したクライアントを作成するよう開発者に促す内容となっている。
W3Cはこの他にWebコンテンツ作成者向けに「WCAG」、オーサリングツール開発者向けに「ATAG」を勧告としてリリースしており、UAAGを合わせた3つのガイドラインによって障害者のWebアクセシビリティを向上することを目指している。
Twitterとは、今していること、感じたことなどを「つぶやき」のような短い文章にして投稿するスタイルのブログサービスの一つ。こうしたタイプのブログは「ミニブログ」と呼ばれ、Twitterはその魁として最も注目されたサービスの一つである。
Twitterは2006年7月にObvious社(現Twitter社)によって英語版のサービスが開始された。その後、日本国内での利用が米国内に次いで多かったことから、2008年4月に他言語版としては初となる日本語版のサービスが開始された。
Twitterはメールアドレスなどを登録すれば誰でも無料で利用できる。加入すると自分専用のWebページが作成され、そこで1回140字以内の発言を投稿する。特定のユーザに向けて「あて先」を指定する書式も用意されており、文字通り「おしゃべり」に使うこともできる。
また、「フォロー」と呼ばれる機能で他のユーザを登録すると、そのユーザの発言を自分のページに表示させることが可能である。フォローすると相手側に通知されるが、Twitterの文化はゆるく、知らない人でも気軽にフォローして良いとされている。
「twitter」とは英語で「さえずる、ぺちゃくちゃ喋る、くすくす笑う」といった意味である。日本語では「ツイッター」「トゥイッター」と発音される。
Tomcatとは、Jakartaプロジェクトのサブプロジェクトとして開発されているオープンソースのソフトウェアで、Javaサーブレット・JSPを処理するアプリケーションサーバ。Tomcatは単独でWebサーバとして動作することも可能だが、ApacheやIISのプラグインと動作できるようになっており、実際にはプラグインとしての利用が主流である。
Tomcatは主なUNIX系OSやWindows、Mac OS Xなどで動作する。TomcatはSun Microsystems社からJavaサーブレット・JSPのリファレンス実装として認められたソフトウェアで、利用者も非常に多い。Apache Software Licenseというライセンスに基づいて公開されており、誰でも自由かつ無償で利用・改変・再配布できる。
TLSとは、インターネット上で情報を暗号化して送受信するプロトコルの一つ。現在インターネットで広く使われているWWWやFTPなどのデータを暗号化し、プライバシーに関わる情報やクレジットカード番号、企業秘密などを安全に送受信することができる。TLSは公開鍵暗号や秘密鍵暗号、デジタル証明書、ハッシュ関数などのセキュリティ技術を組み合わせ、データの盗聴や改ざん、なりすましを防ぐことができる。OSI参照モデルではトランスポート層(第4層)にあたり、HTTPやFTPなどの上位のプロトコルを利用するアプリケーションソフトからは、特に意識することなく透過的に利用することができる。TLS 1.0はNetscape Communications社が開発したSSL 3.0をもとに若干の改良が加えられたもので、RFC 2246としてIETFで標準化されている。
Strutsとは、Jakartaプロジェクトが開発しているオープンソースのソフトウェアで、Java言語を用いてWebアプリケーションを開発する際の必要な基盤(フレームワーク)となるもの。
MVCというソフトウェア設計モデルに基づいており、JavaサーブレットやJSPを組み合わせてアプリケーションを構築する際に必要となる諸機能を提供する。
ユーザからのリクエストを一括して受信し、開発者が用意する適切なクラスに割り振るコントローラサーブレットや、JSPで利用するタグライブラリ、JavaBeansプロパティの自動設定機能、表示の国際化を支援する機能などが含まれる。
StrutsはApache Software Licenseというライセンスに基づいて公開されており、誰でも自由かつ無償で利用・改変・再配布できる。
SSLとは、Netscape Communications社が開発した、インターネット上で情報を暗号化して送受信するプロトコル。現在インターネットで広く使われているWWWやFTPなどのデータを暗号化し、プライバシーに関わる情報やクレジットカード番号、企業秘密などを安全に送受信することができる。
SSLは公開鍵暗号や秘密鍵暗号、デジタル証明書、ハッシュ関数などのセキュリティ技術を組み合わせ、データの盗聴や改ざん、なりすましを防ぐことができる。OSI参照モデルではセッション層(第5層)とトランスポート層(第4層)の境界で動作し、HTTPやFTPなどの上位のプロトコルを利用するアプリケーションソフトからは、特に意識することなく透過的に利用することができる。SSL 3.0をもとに若干の改良が加えられたTLS 1.0がRFC 2246としてIETFで標準化されている。