XOOPSとは、テキストや画像などのコンテンツを用意するだけでWebサイトを構築および編集できる、コンテンツマネジメントシステム(CMS)のひとつ。GPLに基づいて開発されている。PHPで実装されており、Apacheの上で動作する。またコンテンツを保存するデータベースとしてMySQLを利用している。


 XOOPSは2001年にPHP-Nukeと呼ばれるCMSを元に日本人の開発者集団によって開発されたもので、2003年にはXOOPS2がリリースされている。2005年には、日本独自のバージョンであるXOOPS Cubeがリリースされた。日本人によって開発されたため、他のCMSにあるような日本語の文字列処理に関する問題が少ないのが特徴のひとつ。


 XOOPSでは、ブログやBBSなどをモジュールとして組み込むことで様々な機能を持ったWebサイトを構築できる。モジュールは誰でも作成・公開できる。モジュールは、ブログやBBS以外にもフォトアルバムやファイルアップローダ、カレンダーやスケジューラ、アクセス解析やシステム管理など様々な機能を持ったものが公開されている。


 XOOPSは企業用サイトの構築に用いられることも多く、XOOPSを標準で会員用のWebサーバにインストールしているインターネットサービスプロバイダ(ISP)も登場している。