Google Miniとは、Google社がイントラネット内の検索など企業向けに開発した、検索専用コンピュータ(アプライアンス)。日本では2006年4月に発売された。Googleはそれまで50万以上の文書が検索できる比較的規模が大きい検索アプライアンスを販売してきたが、Google Miniは検索できるドキュメント数が5万件のモデルで46万円からとなっており、低コストで企業の検索ニーズに対応する形となっている。
HTMLやPDF、Microsoft Officeなどを含めた220種類以上のファイルタイプの検索が可能。ほとんどの場合、1時間未満での設定が可能で、継続的なメンテナンスをほとんど必要としない。 検索の利用対象になるコンテンツを選択し、サイトに検索ボックスを追加するだけで、企業内のデータ資産を検索できるようになるという。ウェブ検索用のGoogleと同じインターフェースで、1秒間に最高25回、検索できる。外側のデザインもカスタマイズされ小型化している。
CPUの低コスト化に伴い企業内に検索エンジンを導入する動きが今後、活発になるとみられており、Google社のほかにデータベース最大手のOracle社なども企業向け検索エンジンを発売している。