そんな経理は会社を潰す | 誰でもわかる税金研究会

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長年経理の仕事に携わってきましたが

一口に経理といっても 行っている内容は様々です。

試算表まで出来れば 一人前の経理という人あれば

決算申告が出来なければ本当の意味の経理じゃない なんて言う人もいるわけです。


確かに経理というのは 会社の時点の体力や成績を数値で分かりやすく表わす仕事をしているわけですが

これが 経理の仕事の本質なんて思っている人がいかに多いことか


そんな考えしていると 金食い虫の間接業務の輩になってしまいます。

では 経理の本当の仕事って何??


私が思う経理の本当の仕事とは・・・


それは 予算作成ではないかと

考えてみれば 経理は事が行われた結果を確かに数値にして 様々な法規制や会計規則にそって試算表を作成しています。

実はその数字がどこで発生して どのような経路で作られていくのかの検証作業をすることで唯一将来の数字を表記させる作業が 予算資料なのです。

単なる過去の売り上げデータに頼らず 企業が置かれている経済環境を加味したり 季節指数を元に一般管理費を予想したり・・・

このような 考えを発展することで 実は単に損益計算書の作成業務からいかにして経営に役立つ数字をいかに敏速に発信できるのかが 実は重要ではないかと思うのです。


そのためには 精度100%の損益計算書よりも精度90%の損益計算書をいかに早く発信するのかを考察すべきと・・・

つまり 新しい経理の形は 社内における 情報収集ノウハウを高めていく事

そのためには 税務申告に至る通常業務とは別ラインで月次損益をスピーディーに発信するノウハウを身につける事ではないでしょうか

私が思う月次損益作成期間は5日

つまり 月末5日後には 社長のデスクの上に 損益計算書があるべきではないでしょうか

更に デイリーで常に損益が検証できることで 社内における問題点を早期に発見し、対処することで単に事後処理業務の経理から 経営に係る戦略的重要業務に変貌できるのではないでしょうか。


そのために必要な 基本的は考え方をまとめたのが

【そんな経理は会社を潰す】なのです。