有森裕子① | 心に残る言葉

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$心に残る言葉-有森裕子①


苦しくなったら、
苦しみを味わえるだけ
生きているんだと感謝した。
うれしいときは
また喜べるんだと、
また感謝した
(有森裕子)


有森裕子さん。
元女子マラソン選手で日本におけるプロランナーの草分け。
1992年バルセロナ五輪女子マラソンでは見事に銀メダルを獲得します。
しかし、彼女のマラソン選手として結実したのは才能というよりも、まさしくたゆまぬ努力によるものです。

もともと、中学時代はバスケットボール部に所属していましたが、高校では陸上の名門校に進学し、陸上部に入部を希望します。
高校時代に陸上競技で目立つ結果は残していません。

3年間補欠であった全国都道府県対抗女子駅伝に、
4度目の正直で正選手として出走を果たしますが、
生まれたときに股関節脱臼だったこともあり怪我が絶えず、
その後は2年半に亘り鳴かず飛ばず。

全くの無名で記録も残していない彼女の才能を開花させたのは
リクルート社の陸上部監督身小出義雄氏。

彼女の熱意で小出監督は陸上部に入部をみとめ、
1990年、1991年と2年連続で大阪国際マラソンで
上位入賞を果たします。

その後、1992年バルセロナ五輪女子マラソンでは見事に銀メダルを獲得。
「自分で自分をほめてあげたい」は銀メダル獲得後の彼女の名セリフ。