僕が農業を始めてから数年間はすさまじい健康食品ブームでした。
野菜も無農薬や有機栽培の物が飛ぶように売れ、こんなに簡単に儲かるんだとビックリしていた事もあります。
消費者は無農薬にこだわり、体に良いと思って食べていますよね。
確かに無農薬の野菜の方がなにかと安心かもしれません。
しかし本当に安全なのでしょうか?
僕は自分で作った売れ残りの野菜を自分で食べて消費していますが、時には農薬使った野菜が食べたくなります。
それはなぜか?
まず農薬を使った野菜の方が見た目が良くなります。
その分農薬の危険性もありますが、しっかり洗えば問題ないように思います。
何より見た目が悪すぎる野菜は食欲をそがれます。
愛情込めて作った僕自身ですら、これはダメだなって割り切って捨てるほど。
これはどんな農業をやっている農家の人でも経験あると思います。
自分で作ったからこそ、形が悪いと食欲が出なくなります。
たくさん売れ残った場合などはたくさん自分で食べますが、1人では食べきれません。
人にあげたりして消費しようとしますが、日持ちしない野菜はすぐに腐ってしまいます。
そうなった時に見た目が悪い野菜は、どうせ食べられないからといって食べずに捨ててしまう事も多くなります。
消費できる数に限界があるので見た目が良いものを食べるようにしています。
もちろん、人にタダであげる場合も見た目が良い物を選ぶようにしているんです。
そんなことをしているうちに農薬使った方が見た目キレイだし、人にあげても喜ばれるんじゃないかな?と思うようになりました。
なんだかんだ言って今では農薬8割。無農薬2割といった感じでやっています。
農薬使った野菜は農協などに安定して出荷できるのでほとんど余りません。
少ないながらも安定した収入確保のためには大事な事だったりします。
無農薬が体に良いと言われている時代ですが、無農薬は無農薬なりのリスクとデメリットがあります。
農薬が万能というわけではありませんが、一概に無農薬の方が体に良いという考えはどうなんでしょうね。
農薬VS無農薬の話をし始めたら5年くらいかかりそうなので、今回はこの辺で終わりにします。