第2試合、ジャイアント小馬場のテーマ「王者の魂」が館内に鳴り響き両者退場。


一瞬の静寂が小山市文化センター小ホールを包む・・・


「美女♂men Vloosom、スペシャルライブ!!」


ナオキリングアナによるコールがその静寂を突き破る。


「まず始めに、"平成の戦国乙女"キーボード、遊鳥透ch入場!!」


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「真剣にかかって来い!!」と叫びながら透chが入場。


続いて"難波の豹柄"ベース・伊織の入場だったが・・・


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コール前にフライングして出てきてしまう伊織であった。


続いては"冷酷無血の悪魔ペンギン"ギター・如月なつき。


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次に"悪そうな奴は大体他人"ドラム・RUI。


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「焼肉焼いても、家焼くなー!!」


と、どこかの晩餐館が出てきそうな一言。


トリはやはりこの人、"地獄のペテン師"ヴォーカル・桜塚やっくん。


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「はいはい、どうもぉーーーーーーーーーーー!!」


登場するなりいきなりテンションMAXで登場したやっくん。


「改めてぇ、美女♂men Vloosom、今日は栃木プロレスの為に我等美女♂men Vloosomが参戦したんで、


今日はみんな、大いに盛り上がってください!わかったーーーーーーーーーー!?」



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館内の反応もテンションMAXで「おおーーーーー!!」と返事がある。


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「登場の段取りやったんですけど、もうこの娘テンパっちゃって呼び出し食らう前に一人で出てきちゃいましたからねホントに。」


と伊織をいじるやっくん(笑)。


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直後の伊織の表情、満面の笑顔は少々緊張しているように見える。


と言うかやっくんも、「呼び出し」って学校で先生に呼び出し食らった訳じゃないんだから(笑)。


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一曲目の「空中ブランコ」を始める前、やっくんを中心に手を合わせる面々。


※空中ブランコ=美女♂Make Boxウォータープルーフ盤に収録


気合を入れて片手を掲げ、いよいよリングに向かう。


(カメラマンの影がモロに映ってしまっている点は突っ込み無しということで)


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リングという特殊な舞台の上で熱唱やパフォーマンスを繰り広げる美女♂menの面々。


やっくんも「今日は生まれて初めてリングの上で歌います!」と言っていた。


様々なライブ会場では慣れたものだろうが、こと「リング」となると勝手が変わってくる。


観客席は一方のみではなく四方全体。それなりに表現方法も難しくなってくる。


だが反面、全身を使って全ての観客に表現ができる場所なのだから自然に大きな動きになる。


今回この会場でライブを行った事で、パフォーマンスが大きくなってくれると嬉しいのだが。


そしてもう一つ特筆すべきは花道方向に陣取っておられた美女♂menファンの皆さん。


曲に合わせて振り付けを一緒に行う、この光景をプロレスファンや一般のお客さんはどう見たか。


しかし安心したのは、それら他三方向の観客も手拍子をリングに向かって送っていた事。


普段なら絶対合間見える事の無い観客層が、この場所で一体となってライブを盛り上げている。


これこそ「栃木エンターテイメントプロレス」の求めていたものではないだろうか。





芸人さんのライブとまた違った点、それはファンの皆さんのノリ。


そのノリが相乗効果を生み、会場をより一層楽しい空間にしてくれる。


更にリング上で曲を奏でるアーティストは、その空気によってテンションが上がってくる。


「ライブというものは単にアーティストが演奏するだけでなく、会場全体で作り出すものだ」


RUNA SEAのドラム、真矢が言ったのだが、この日それを実感する事が出来たのではないかと思う。






その点、アップテンポなこの「空中ブランコ」はぴったり当てはまる曲だったのではないか。


曲まで聞かせることが出来ないのが残念で仕方が無い。





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曲の演奏が終わると、突然コーナーに立っていた遊鳥透ch。


やっくん自身は一昨年とちプロのリングに立っているのだが、他のメンバーは初めて。


各々のブログで、「リハーサルの時にリングで飛び跳ねていた」というのは本当。


子供のようにはしゃいでいるメンバーを見て、私は心が和んだのは言うまでもない・・・


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二曲目の「Here We Go!」(美女♂Make Boxファンデ盤収録)のサビ部分振り付けを観客にレクチャー。


大人も子供も一緒になって、体も動かして楽しむ事が出来る一つのテクニック。


「スケバン恐子」の時代からも「観客も一緒になって楽しむ」事を心がけていた桜塚やっくん。


こういった場所でこそ、その本領が発揮されるのかも知れない。


観客をいじる事も忘れていなかったやっくん。レクチャーの際には・・・


「はい、皆さんおバカじゃないですよね~、できますよね~。」


「全員がやるまで終わりませんからね!」


「油断してんじゃないそっち!!」



最前列で一人、ぽかんと見ていたのであろう一人の男の子を見つけると・・・


「真ん中の・・・ジャガイモみたいなボク!将来何になりたいの?」


突然の質問に男の子は「はい?」館内は笑いの渦に包まれる。


「はいじゃないよ(笑)将来は何になりたいの?」と再び聞かれると・・・


男の子は「料理人!」と答える。


「おお、いいね~。それじゃあ・・・肉じゃががいいかな??」


「そのまんまやないかいっ!」と突っ込みたくなったのは私一人ではないはず(笑)。






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「Here We Go!」の時も館内は大いに盛り上がった。


途中からライブにあわせたような照明となり、それも館内のボルテージを上げる。


その歌詞もまた、当日来場していた人々に響いたのかも知れない。






当日の大会、セミとメインを盛り上げた要因は間違いなく彼ら・・・いや、彼女らと言った方がいいか。


自主制作のいわばインディーズレーベルとして活動している美女♂menの面々。


その境遇も栃木エンター、EAGLEと似ているのではないか。


美女♂menの面々に不思議な力を授かったような気がする。


それがセミファイナルの熱戦へと続いたのであった・・・





~"Men standing up again~再び立ち上がる男たち~"~に続く。