今日からの記事は「昔取った杵柄」モードで参りたいと思います。


敬称は略してありますが、お気になさらずに読んでやって下さい。




~帰ってきた因縁対決~


11月20日のEAGLE小山大会を諸事情により欠場した重鎮・島田宏。


試合前に話を聞くと、足首に違和感を感じていたとの事が伝えられた。


「腰をかばうと足首が、逆に足首をかばうと腰がね・・・」


かつては峰、近藤、TA☆KUらを徹底的に鍛えぬいた鬼コーチである島田からは意外な一言。


しかし、11月20日には何としても出場したいと自身のコンディションを整えていた身。


そう容易く休んでいる訳にはいかない。


愛弟子である近藤の60分フルタイムドローという実績が、島田の闘志に火をつけた。


更に吉田和則いわく「島田さんはスーパーマンですよ」の言葉を思い出した。


因縁対決だろうが、愛弟子たちの前でぶざまな試合をする訳にはいかない。


コスチュームを着用し、「今日は寒いね~」と言っている島田の体からは・・・


ベテランならではのただならぬオーラがゆらゆらと立ち昇っているのを私は見た。





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当日のリングアナ、EAGLE前GMであるナオキ氏に呼び込まれて出現したブラックホール。


今までの因縁に決着をつけるべく、1号そして2号が入場してくる。


いつものようにハイタッチをしている。漆黒の闇からの力を呼んでいるのであろうか。



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試合前に話をしていた時と明らかに違う島田の眼光。


二体のブラックホールが挑発をするのを見て「鬼」モードに突入する。


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意外にもブラックホールは冷静であった。


1号が両手を高々と掲げ、島田を挑発する。不気味に2号が場外でたたずむ・・・


痺れを切らしたのは島田。先制攻撃を仕掛けようと1号をロープに飛ばしてタックル合戦。


巨体の両者だけに何度も相討ちとなる。続いてはラリアットを打ち合う。


島田が体重の乗った一発を繰り出すと1号はたまらずダウン、場外にエスケープを図る。



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観客席奥まで移動する1号、それを追う2号。


諸手を掲げ、入れ替わりを匂わせるようにその場でくるくる回る二人・・・


リング上ではレフェリー・ミスター村杉の静止を振り切らんが如く、島田が注意を呼びかける。


「入れ替わってるんじゃないのか!?」「どっちが相手なんだ!」


ブラックホールのかく乱殺法に戸惑う島田、だが意外にもリングに上がったのは1号。


島田をかく乱しながらも何故か正々堂々と渡り合おうとする1号なのであった。


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・・・と正々堂々としているのはポーズのみであった。


島田の膝に拳をグリグリと押し当てたり、レフェリーのブラインドを突いてのチョーク攻撃。



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更にトップロープに島田の額を押し当ててこすりつける等反則攻撃のオンパレード。


観客も1号の反則攻撃に対してブーイング、それに反応し睨みつける1号。


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片手を天にかざしながら変形のスリーパーで締め上げる1号。


そのまま寝そべって更に島田の頚動脈を締め上げていく。


さしもの島田も防戦一方となってしまう展開が続く。



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巨漢の島田を軽々とブレーンバスター、バックドロップで投げ飛ばす1号。


やはり随所で見せている闇からのパワーを受けているせいなのだろうか。



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串刺しラリアットで反撃を試みた島田、しかし2発目を両足キックで防いだ1号。


続いてロープに飛んで打点の高いジャンピング・ニールキックを放つ。


パワーだけでなくこういった器用な面を持つ所もやっかいだ。


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勝利を確信したのか、ダウンする島田をよそに諸手を掲げる1号、場外の2号。


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トップロープに登りフィニッシュを狙った1号、しかし島田はボディーへのパンチで未遂に終わらせる。


続けざまにデッドリードライブでリング中央に思い切り叩きつける。


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更に1号の首根っこを捕らえて、垂直に脳天から落とすDDT。


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ダウンする1号に向かって島田は必殺のボディープレス一発!!


がっちりとフォールの体勢に入るとさすがの1号でも返す事はできず、3カウントが入れられた。




○島田宏(7分50秒 体固め)●ブラックホール1号 ※島田式ボディープレス



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勝利を飾った島田であったが、そこにおとなしかった素足の2号が襲い掛かる。


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リング内からなおも挑発するブラックホールに対し、場外で勝ち名乗りを受けた島田。


どうやら因縁はまだまだ続くようで、両陣営共にまだやってやる!という意気込みを感じさせた。


ブラックホールは最後まで館内の観客を威嚇する事を忘れず。


また漆黒の闇が栃木に覆いかかる時は・・・やって来る。