わたしは4時半に起床し、肌寒い空気が漂う
真っ暗な闇を突き抜けていった。
バイクの後ろに跨って。
ふと空を見上げると、
満天の星空が私を見下ろしていた。
まるで生きているように光り輝くその空に
ちょっと前、布団の中で格闘していたやっかいもの『眠気』は吹き飛んだ。
刻々と時は刻む。
すると、芸術の色を背に浮き上がってくる。
カメラを向けるのも忘れるような時が流れた。
『Slow Day,Slow Motion.』
止まない光景。
時を刻むにつれ輪郭が鮮明に。
そして壮大に。
姿を現す。
自然の光が存在感を引き立ててていく瞬間である。
~1日に1度必ず訪れる風景
カンボジア シェムリアップにて