このところずっと気になっていたことがある。タブブラウザではtarget="_blank"の遷移が、どういう振る舞いになるかということ。
このエントリエディターにもAmazonWebサービスがあるが、従来型のブラウザであれば、別ウィンドウがポップして開くはず。
Sleipnirでそのままクリックすると、CSSが崩れたまま窓が二重に重なったような状態で表示される。
一応、正常に動作はするのだが。
Ctrlを押しながら開いてもおそらく同じ状態になるはず。
ポップアップ抑止解除の動作とも紛らわしくなる。初めてタブ型を使う人は、混乱するだろう。
マシンスペックももちろん影響するだろうが、タブ型はキャッシュがどんどん溜まって重くなるような気もする。
あるブログ付きSNSの編集画面では、「amazonにリンク」が反応しない。IE6で同じ動作を試したら、ポップアップしてうまくいった。
様々な条件が複合するので一概には言えないが、target="_blank"の指定による動きが、予想しにくくなっているのは確かだろう。
水平移動と垂直移動の知識などもあらためておさらいしておく必要を感じる。
などと考えながら、Yahoo!の本家のツールバーがバージョンアップしたのでインストールしてみた。
するとこれまでなかった「+AddTab」という機能が加わっている。
これはコロンブスの卵かも。従来型のブラウザで必要なときに、必要なページだけタブにして表示できる機能だ(KIKIもタブを表示非表示の切り替えができる)。
左端が現在表示しているページ。その右がタブ。で、AddTabをクリックすると現在表示しているページのタブが右に追加されていく。
切り替えればいいだけだった。
IEのタブ化IE7のβも公開された。
バージョンアップ後、再起動したらGoogleとYahoo!のツールバーが消失したとか(笑)、CSSのバグは未修正とかいろいろ言われているようだが、まあβだから。「究極を目指すと似てくる」のは仕方がないとかコメントする相変わらずMSらしい開発ではあるが、けっこういいものになってくるのではないか。
ま、SP2にしか落とせないので、当分触ることはないだろうが。
なんにせよタブの源流を確認しておきたい時節だな。
★追記(2006/05/11 02:48)
Slleipnirにはやっぱりあった! 非タブモードにする機能。
※最大化すると自動でタブモード、並べて表示/重ねて表示等で自動で非タブモードに切り替わるように仕様が改善されたため、以下の機能は廃止されました。
開いているページを、ウィンドウメニューから「並べて表示」や「重ねて表示」を選択、たとえばこのエントリーページを最全面に表示しておけば、非タブモードになる。その状態で、「Amazon Webサービス」をクリックすれば、問題なくポップアップするはずだ(ポップアップ抑止を効かせているときはCtrlを押して)。
