本日、岩手県・宮城県を中心とする大きな地震がありました。
被災者の方へお見舞い申し上げると共に、復旧・救助に尽力されているすべての方に敬意を表します。
自分の住むところも大きな揺れでした。
部屋の高い所にあるものが落下してしまいました。
幸い、本市では大きな被害は人的にも物的にもなかったようです。
地震後間もなく街にでてみると、電力会社、警察、市水道局、市役所・県・国の道路パトロール、市役所の車などがひっきりなしに走っていました。
休日返上で駆け付けて被害状況の確認と、万が一に備えて駆けずり回っていたということですね。
そんな光景を見ていると、被害が甚大な地区の電力会社、水道関係者、警察、医療関係者、消防関係者、国・県の担当者、市町村職員のほぼ全員など、救助や復旧、情報収集などに駆け回っている方のことを思います。
きっと、自分の家族、自分の家、友人や親せきなども被害にあっているのだろうけれども、それでも、大きな使命感のもとに、寝食を問わず駆けずり回り、這いずり回り、声をあげて、時には頭を下げて、自らの地区のために頑張っているのだろうと思うと頭が下がります。
行政の役割として、公務員の責務として当たり前だといえばそれまでで、組織としてはそのとおりなのです。
が、個人で考えればやっぱり頭が下がります。
阪神大震災のときには、神戸市役所の方が1週間ほとんと寝ずに駆けずり回って、自身の家族も被災者でありながら、それでもなんとかしたいと思いとは裏腹に、被災者からは厳しいことを言われ、さまざまなしがらみの中で、ノイローゼになったという話を人から聞いたことがあります。
あながち嘘でもないだろうと思います。
当然、行政も責められるべきはきっちり糾弾されるべきです。
あたりまえです。
公金を預かる以上、組織としてバカみたいなことは絶対にしないでほしい。
しかし、今回のように当たり前と思われることを必死でやっている職員ひとりひとりの現状は理屈で当たり前と言えるほど簡単なものではないと思います。
これは至極個人的な考えとしてですが、最近の行政バッシングは、最も簡単な一側面のみを取り上げているような嫌いがあり、事実を伝えるのづはなくマスコミの意図が強く働いている気がします。
どうか、今、かの地で懸命に救助や復旧に尽力されている皆さん、
そして、かの地に住むみなさんが、いろいろな意味で二次災害に合わないよう、1日も早い復旧を、心より祈っております。
そして、被災した方におかれましては改めてお見舞いとお悔やみ申し上げます。