F1に興味をもったのは1987年。

中嶋悟さんがF1レギュラードライバーになった年。

ちょうどF1ブームが始まるころ。


中嶋さんが国内のF2で活躍していた頃、

本人にサインをもらったことがある。

今でも大事に持っています。


当時、小学生だった自分は、

ガキンチョのくせにモータースポーツが好きだった。

とあるショップにサイン会に来るとのことで、

自転車を漕いで中島さんに会いにいったのでした。


店内ではWGPのビデオが流れてて、

「おお、ケニーかっちょいい。バリーシーンかっちょいい。」

などとほざいている自分に、中嶋さんは、

「将来レーサーになるのかい?」と声をかけてくれました。


が。

あろうことか・・・

「オレ、車よりバイクの方が好きだから、GPライダーになる」

とほざいた記憶がはっきりあります・・・


なんてこったい、オレ。



そん話はさておき。

親近感ある中島さんがF1だ!ってことでテレビにかじりついていました。





あれから20年。


あれだけ自分を魅了したF1でしたが、

気がつくと、

ブラバムも

リジェも

ティレルも

マーチも

ロータスも

名門チームがことごとく消滅。

すっかりメーカー系チームばかりです。


もうひとつ圧倒的に変わったのが、

「よーいどん」から「ゴール」まで、

単純に早い人が勝ち!

というものから、

レースそものがチーム戦になって複雑になったことかな。




そういったときに、

スーパーアグリF1がF1に参戦!


日本のチーム(正確にはイギリス法人ですが)が、

しかもプライベーターで参戦!


ロマンを感じるじゃないですか!!


2007年のポイント獲得は痺れましたね~

カナダGPは本当に痺れましたよ~



で、昨日。

2008年5月7日。


残念ながら、

スーパーアグリF1チームはシーズン半ばにして撤退を決定。


亜久利代表のインタビューは、

さまざまなメディアで報道されているとおり。


無念ではないか、と勝手に想像してしまいます。

報道を読んで涙がでてきそうでした。


それでも、スーパーアグリのチャレンジに惜しみない拍手を送りたいと思います。


代表のコメントの「レースがしたい」という言葉。

年に1度のバイクの草レースしかしていない自分でさえも、

なんとなく消化できるのでした。



スーパーアグリF1 のスタッフ、ドライバー、その精神に敬礼です。






自分の大好きなmotoGPも、

最高峰クラスはもはやプラベーターが入り込む隙間がない。

今年もタイヤのワンメイク化がささやかれるなど、

F1化の兆しもなくはない。


バイクのレースは、

チームとチーム、

メーカーとメーカー、

の戦いのほかに、

ワークスとプライベーター(ないしはサテライト等)の対決も魅力だと、

勝手に思っています。


そして。

なによりもライダーとライダー、

人と人の戦いこそが、

バイクレースの魅力だと信じて疑っていません。



バイクはバイクらしく、

「レース」してほしいなと願わずにいられない。



びば、モータースポーツ!