麻疹(はしか)
特徴的な症状
《熱がある》 《赤い発疹》《結膜の炎症(目やに)・目の充血》
症状は2期に分けられ、1期は、かぜ症候群に
類似しており、咳と鼻水、結膜炎と中程度(38度くらい)
の発熱がみられます。
3~4日で熱はいったん少し下がりますが、
その後急速に高熱となり、同時に特徴的な赤く
細かい発疹が全身に広がります。
高熱と全身倦怠感のためにぐったりします。
また光をまぶしがるのも麻疹の特徴の一つです。
ウイルス感染が肺に及ぶと、呼吸困難のために
命にかかわることもあります。
数日高熱が続いて後に解熱しますが、発疹は癒合し、
治癒後に色素沈着を残します。
高熱、ぐったりしているなど、全身状態が悪い場合は、
なるべく早く医療機関で受診をさせましょう。
対応・対処
首筋、わきの下、ももの付け根など動脈が
通っている場所を、氷まくらなどで冷やし、
衣服は1枚薄着、布団も薄めにして、熱が
こもらないようにし、汗をかいたら着替えさたあげましょう。
外出は避け、家の中で寝かせてあげます。
入浴も避け、熱が下がりきるまでは温かい
濡れタオルで体を拭くなどしてあげましょう。
のど、口内が痛くて食事をとれないときは、
口あたりのよい豆腐、アイスクリーム、
ゼリーなどを与えてみて、それでも食べないときは、
脱水症状を避けるために水分を少量ずつ与える。
お風呂にいれてもかまわない。




