ドラッカー流スケジュール帳

前回、時短とは

ムダな時間を徹底的に排除することで
活動のための時間を作り出し、
なお且つ、やるべき事を効率的に行う

ということを紹介しました。

この事をドラッカー氏が提唱しています。



彼は、

「時短とはせかせか動き回ることではなく
メリハリを利かせ、本当にすべきことを
たっぷりと時間をかけ、集中して行うこと。」

と唱えています。

これから、ドラッカー氏が提唱する
”やるべきコトに時間をたっぷりかけ集中して行う”
をテーマにお話していきます。

多くの人はプロジェクトを始めるのに計画から入りますが
残念ながら、多くの人は計画倒れに終わってしまいます。

その理由は、時間管理の考え方に原因があります。

その原因は、小学校からの教育で計画遂行については
1パターンしか教えなかったからで仕方のないことに
感じます。

今回、紹介する方法をマスターして
あなたのご子息や友人、部下の方々に計画遂行の別パターン
と教えていただければ日本はもっとよくなるように感じます。

一般的には、プロジェクトに際し計画を作る時には、
目標に向け、やるべきことを積み上げるようにして作ります。

つまり、必要な時間を足し合わせる”たし算の時間管理”
を行います。

私も以前はこの方法でやってました。やるといつもですが
どこかで狂いが生じ、計画を修正するのに時間が掛かり
その上、修正した計画を行うのに時間がかかるため

結局、計画通りには進まないことが度々でした。
（時には、うまくいく時もありましたが少ないです）

では、どうするか？

ドラッカーは時間を作ること。
言い換えるとスケジュール帳を隙間なく真っ黒にするのでなく
白い空きスペースを作ることを薦めています。

彼は、予定が計画通り進まないのは、使う時間に不足が生じる
からだと言っています。

多くの人は分刻みスケジュールでキツキツなのがカッコイイと
思っています。

その為、何かの狂いで一箇所でも狂うと全てが狂い時間切れ
となり計画倒れに終わってしまういます。

私の知っている成功者のスケジュール帳は真っ白です。
見事に何もはいっていません。

最初、それを見た時「エーッ」と思いましたが言われたのは

「スケジュールが沢山入っていると気になり集中出来ない。

やるべき事に集中するために、

集中しなくてよいこと、自分がやらなくもよいこと、
自分でない方が良いことなどは、
自分のスケジュールから外しているので、こんな風になった」と

だから、
成功者は自分はじめ計画に携わる人達は各々自分の
得意分野なので集中でき、期待通り、期待以上の成果を
出すことが出来るから計画も完遂できます。

スケジュールに空きを作る意味をわかっていただけましたか？

次回は、スケジュールに空きを作る方法を紹介します。