年輩たちには妙に耳に付くブブゼラだ。
その音がネックとなってテレビ観戦から遠ざかっていた人も多かったのではないか。トーナメントに出たことで、テレビ観戦にもう一度チャレンジと、チャンネルを合わせた。PK戦の最後まで続けて見られたのは音声処理のおかげだろう。格段に「音」が耳障りでなくなっていた。
こういった小さなことでも見せる側のパフォーマンスとしてもっとアピールすれば、観戦者はもっと増えたに違いない。
いや、ここで取り上げたかったのは「ブブゼラ」のことではないんだ。
Jリーグが始まったころ、試合の中継に関係していたのでプレーはよく見ていたのだが、今回の試合を見ていて連係プレイと個人技がすばらしいことに心を動かされたのだ。こんなにもうまくなっていたんだ。技術レベルが上がっていたんだ。何回もつぶやいた「すごい、すごい」と・・。
思うに、連係プレイと個人技がどちらもあってこの感動は生まれたに違いない。厭きさせずに見せる試合になっていた。PK戦では負けてしまったが、サッカーのおもしろさをアピールする上では十分な成果があったのではないか。Jリーグ人気が影を差しているイマ、サッカーに対する大きなインパクトを与えてくれたのではないか。
もちろんすべてのサッカー選手が今回出場したようなトップ選手的な巧妙な動きができるわけではない。広い視野でまわりのの選手の動きをとらえ、卓越した個人技でボールを扱い、パスを繰り出す。
素人目にも、そのすごさがわかるぐらいだから、現地へ応援に行って、熱気のなかで見た人は考えられないくらいに熱くなり感動をもたらされたことだろう。
ネットの社会は、ソーシャルが流行言葉になっている。
SNS、twitter などポータルアプリがある。結びつきを介する機能に存在意義をもち、これをソーシャルメディアと呼んでいる。しかし、これらのツールはすべての人に受け入れられているわけではない。使える人は限られているのが現状だ。それは、個人的なWebのスキルがないからだ。しかも、人に伝えるということヘタなのだ。コミュニケーションが不得意とされてきたのが日本人の体質でもあった。
つまり、ネットのインフラが進みつつある日本の現実は、個人技もままならないのにボールを独り占めにしてパスがうまく回らない、いままでのサッカーに似ていると気づいたのだった。
昨夜、連戦を勝ち抜いた岡田チームの団結のチームワーク。
個人技とパスワーク・・。
ネットの世界にもいるんだよ。
軽々とネットのツールを使いこなしパスを繰り出すネットの牽引者たちが!
徐々にその姿を現し始めているわけだ。
こ知的パスを自由自在に操れるモノたちが次の世界を創りだす。
コミュニケーションベタの日本人も変わらざるを得ない時代が来たということだろう。
軽妙なパスとは何か、何を送りだすのか、個人技とは何か。
いろいろと、目を見開かされた29日の試合だった。