プラットフォームをおさえたところが、大きな収益をつかむことができるわけで、

その潮流をみていくことは非常に大事です。


プラットフォーム争奪戦について、うまくまとめられていた記事がありました。

勉強になります。


http://mojix.org/2009/10/20/gamana_platform

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ASCII.jp - Flash for iPhoneの衝撃 これから何が起こる?
http://ascii.jp/elem/000/000/467/467705/

<iPod/iPhoneが成功した理由の一端には、iTunesを起点とする、独占的なコンテンツの配信と販売にある。ところがFlash Playerは、ほかのプラットフォーム上に自身のレイヤーを構築し、デバイスが本来持っていた独占販売モデルなどをバイパスする手段を提供してしまう。コンテンツプラットフォームとして見た場合、Flash Playerも本質的にはiPhoneの競合なのである>。

<将来的にアドビがFlash Playerの基本機能として「Adobe Store」を用意して、Flashと連動した音楽や映像の配信サービスを始める可能性もある。アップデートであとから機能を拡張できるFlash PlayerやAIRを採用してしまうと、最悪、iPhoneが単なるFlash再生デバイスになってしまうのだ>。

これは鋭い指摘。たしかにありうると思う。

いま最も有力なIT・ネット企業は、Adobeも含めて、次の6つだと私は考えている。

G : Google (グーグル)
A : Apple (アップル)
M : Microsoft (マイクロソフト)
A : Amazon (アマゾン)
N : Nokia (ノキア)
A : Adobe (アドビ)

私はこの6社を「GAMANA(ガマナ)」と呼んでいる(順番に意味はなく、語呂あわせ)。当初は「GAMAA(ガマー)」の5社 だったのだが、その後Nokiaを加えて 「GAMANA(ガマナ)」になった。

この6社は、ハードウェアからOS、ブラウザ、ネット、データまでの連続体である「プラットフォーム」の争奪戦に、それぞれの仕方で参入している。例えば、そのビジネスモデルを

1) ソフトウェアの有償販売
2) 広告ベースの無償ネットサービス
3) ネットサービスの有償提供(いわゆる「クラウド」など)
4) コンテンツやアプリの販売(ショッピングモール)
5) ハードウェアを売る

の5つくらいに分けてみると、各社の商品・サービスは次のように位置づけられる。

1)Microsoft(Windows、Office)、Adobe(FlashやPhotoshop)
2)Google(AdWords、AdSense)
3)Amazon(EC2、S3)、Google(AppEngine)
4)Apple(曲・アプリ販売)、Amazon(本の販売、Kindleの電子本販売)
5)Apple(iPod、iPhone、Mac)、Nokia(ケータイ)、Amazon(Kindle)