キューバ危機からベトナム戦争時代まで、米国の国防長官として
活躍したロバート・マクナマラ自身を取材したドキュメンタリー映画を
観ました。
戦争の中で、彼が学んだ教訓は、湾岸戦争のときに活かされたのでしょうか?
印象深かったのは、キューバ危機のとき核戦争を回避できたのは、運が良かった
からだといいきっていたところ。
「ケネディもフルシチョフもカストロも理性はあったが、それでも核戦争の一歩手前
までいってしまった。
人間の弱さと核兵器の存在は世界を破滅させかねない。」
という彼の発言は、核兵器がある限り忘れてはならないことだと思います。
◆11の教訓
1.敵の身になって考える Empathize with your enemy
2.理性には頼れない Rationaity will not save us
3.自己を超えた何かがある There is something beyond one's self
4.効率を最大限高めよ Maximize efficiency
5.戦争にも目的と手段の釣り合いが必要 Proportionality should be a guideline in war
6.データを集めよ Get the data
7.目に見えた事実が正しいとは限らない Belief and seeing are both often wrong
8.理由づけを再検証せよ Be prepared to reexamine your reasoning
9.人は善をなさんとして悪をなす In order to do good,you may have to engage in evil
10.「決して」とは決して言うな Never say never
11.人間の本質は変えられない You can't change human nature