「iPhoneショック」の著者としても有名な林さんの講演。
iPhoneをリモコンとして使いながら、スライドショーを操る様は、なかなかかっこよかったです。
(早口すぎて、しゃべり方は工夫されたほうがよいとは思いましたが。)
1機種で世界の携帯電話シェア1%の獲得したiPhone。
操作性ばかりが日本ではクローズアップされていますが、
その真価は、
アプリケーションの販売プラットフォーム「AppStore」
にあります。
最初の3ヶ月で6000万本のダウンロード。その規模は年間3.6億ドル
になると見込まれており、「Web2.0 in your pocket」を実現させた
というポテンシャルを、日本メディアももっと注目すべきでしょう。
Appleのビジネスは、携帯端末の利益だけでなく、サポートの販売、
iTunesでの音楽・Appなどの販売など、常にお金が落ちる仕組みが
できているのも、新しいところです。
また、iPhoneで使えわれているWebブラウザSafariのシェアは1%であるが、
Safariに使用されている「WebKit」というエンジンは、Androidにも採用
されており、WebKit陣営という見方をすると、世界の71%のシェアを
獲得。
日本の携帯は、WebKit陣営にも入らず、アプリケーションの販売プラットフォーム
の構築という点でも対応していないのが現状です。
今後のグルーバル化の潮流の中で、どう乗り切る戦略をとれるかが注目すべき
だと思います。
※
架空のサービスとして、「iPhone + Starbucks」が紹介されました。
これは、iPhoneであらかじめ欲しい商品を決めて、スターバックスのカウンターで
QRコードを読ませるとオーダーが直ぐに出来るというもの。
実は、このアイデアは、すでにAppleが特許をとっており、近い将来実現されるの
ではないかと言われているそうです。
位置情報と組み合わせたサービスは、研究していく必要ありますね。
http://www.genoco.com/link/interactive_iphone+starbucks.html