企業内でのgroundswell活用

大企業ほど、社内コミュニケーションに問題を抱えることが多い。企業全体を通して、従業員同士のコラボレーションを促進することは難しくなる。外部のお顧客同様に、従業員がお互いに助け合い、役立つ情報を手に入れることができるようにすること(=企業内でのgroundswell活用)が、求められる。

※企業内でのgroundswell活用の成功要因:すべての従業員が関与することができるということが大前提であるが、さらに重要なのは、素晴らしいアイデアについて役員クラスの上級職のメンバーが実際にレビューするといった関与があることである。

企業内でのgroundswell活用事例

Best Buy社の「Blue Shirt Nation

従業員からの意見を集約し、お互いに情報交換できるコミュニティー。

Avenue A/Razorfish社の「wikis

従業員のアイデア、スキル、仕事への意見などを共有することができる個人向けのページおよび

プロジェクト単位で文書・スケジュール共有ができる仕組み。

立ち上げから2年で、従業員の90%以上が、7000ページ以上を利用し、3000件以上のファイルをアップロードした。

Bell Canada社の「ID-ah!

従業員がアイデアを投稿し、他の従業員がそれに対して投票・コメントすることができる仕組み。立ち上げから1年半で、1000件以上のアイデアが投稿され、3000件以上のコメントがつけられた。

groundswell活用を考えいていく上での心構え

①人対人の活動であることを忘れないこと。

実施担当者は、個人として、顧客と向き合い、共感を育む意識をもつこと。

②よい聞き手となること。

顧客だけでなく、同じ従業員やパートナー企業の声も聞くこと。

粘り強くあること。

短期間で、groundswell活用がすぐうまくいくわけではない。じっくりと取り組む必要がある。

日和見主義であること

小さくスタートさせ、成功の芽が見えたら、その機会をとらえて大きく成長させる。

柔軟であること

groundswellの中で日々起こる出来事から学びながら、コンスタントに軌道修正しながら対応していくこと。

協創的であること

企業内で、同じ意見をもつ同士を見つけ、助け合いながら目標達成をする。

謙虚であること

groundswellから利益をえることはできるが、groundswell はあくまでも人々のためのものであると忘れないこと。あくまでもその一部分になるという姿勢であること。