ある国語学者は言います。

上手な文章とは

「読者がどのような情報を求めているのか」

「どのような表現に魅力を感じるか」

を的確に捉えられたものです。

 

上手な文章を書きたいと日々奮闘している我々ですが、そこに必要なものは文章力…だけではないのかもしれませんね。

 

受験生(書き手)と出題者(読者)を例として考えてみましょう。

 

出題者の意図をくみ取ることで受験生は「適切な」解答に近づいていきます。

●論理展開を重視して欲しいと考えているのか

●他の人にはないひらめきを期待しているのか

 

出題者がどんな解答を期待するのかを受験生が把握することこそが「読解力」です。

 

先の国語学者によると、読解力のある学生は、おおむね文章力も備わっているそうです。

 

それでは、読解力に必要なこととは

・文章の中から情報を探し出すこと

・文章の意味を理解すること

・文章の内容と信憑性を評価すること

ではないでしょうか。

 

情報を探し出すというのは、質問に対する答えや問題点を見つけることです。

 

文章の意味を理解することとは、相手の考えや気持ちがどういうものか把握することです。

これによって、誤解や曲解などのトラブルを回避できます。

 

内容や信憑性を理解し、評価することは、扱われている問題に対する解決策を見出すことにつながります。

 

きちんとした読解力があると、相手が自分に伝えたいことを的確に理解できるわけです。

それを身に付けておくと自分の伝えたいことをきちんと相手に伝えられる技術につながっていきます。

 

 

読解力を鍛えるにはどうしたらいいでしょうか。

 

まずは、基礎編として

●音読する

●辞書を引く

●要約する

 

音読は、音声情報によって文章を理解しやすくなり、難しい内容でも声を出すことによって、情報を整理できます。

 

文章を読み解くためには、語彙力が必要です。

語彙力は、自分で辞書を引いて調べることで身に付きます。

知らない言葉を自分なりにかみ砕いて理解しようとしたり、分かりやすい表現に変えたり、辞書を引いて調べる癖を付けましょう。

 

文章を読んだ後で要約することを念頭においておけば、文章の構成や重要なポイントを意識しながら読み進められます。

要約は「500文字前後の文章を20字にまとめる」ことからはじめてみましょう。

 

さらに、応用編として、

自分にとって馴染みのないテーマの情報を読み解く能力を身に着けるために、考えや意見が異なる人と関わることも大切です。

地域活動に参加するなど、初めて耳にする言葉があると、それを理解しようとすることで読解力が鍛えられます。

 

本を読むだけでは身につけることができない、多角的なアプローチによって読解力を鍛えましょう。

 

読解力を鍛えるって…Webライティングだけに留まることではない、強力な武器になりそうですね。

 

 

 

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